見出し画像

脳が疲れていませんか?

現代人は「ぼーっとすること」は、「時間の無駄」と考える人が多い。しかし、「ぼーっとすること」は、良質なアウトプットをするためには必須の時間です。

デフォルトモード・ネットワーク

脳科学では「ぼーっとすること」の重要性が証明されています。特に何の作業もしてない「ぼーっとした状態」「ぼんやりした状態」のとき、脳内では「デフォルトモード・ネットワーク」が活発に稼働しています。

デフォルトモード・ネットワークは、脳のスタンバイ状態です。例えば、これからの自分の身に起こり得ることをシミュレーションしたり、自分の過去の経験や記憶を整合・統合したり。
脳内で「自分のこれからをより良いものにしていく」ための準備を整えています。

ワシントン大学の研究

デフォルトモード・ネットワークを稼働させてぼんやりしているときの脳内では、通常の脳の活動時の15倍ものエネルギーが消費されていることがわかりました。そして、脳の消費エネルギーの60%〜80%を占めているのです。つまり、脳は活動している時より、「ぼーっとしている」ときの方が重要なのです。

「ぼーっとしてる」ときに「ひらめき」が生まれやすいのは、デフォルトモード・ネットワークが活性化されているからです。

脳の老化

デフォルトモード・ネットワークが稼働する時間が少ないと、前頭前野の物事を深く考える機能が低下します。結果として、注意、集中力、思考力、判断力、記憶力、ひらめき、などの想像力が低下するのです。そして、脳の老化も進みやすくなるのです。

「ぼーっとしている時間」がもったいないと、暇な時間にスマホ、ゲーム、テレビに時間を使う人が多いのですが、脳を絶えず使い続けることは、デフォルトモード・ネットワークの稼働を妨害し、脳を疲れさせ、脳の働きを退化させる原因になるのです。


#ビジネス #脳 #スキマ時間 #時間の無駄


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?