社会人が留学するにはどんなビザがあるのか?
一言で「留学」といっても十人十色です。目的、期間、予算、ビザの種類など、考えることがたくさんあります。
ここでは、会社を辞めてカナダに渡った私が、ビザの種類の観点から留学方法をご紹介します!
1.ワーキングホリデービザ
ワーキングホリデービザで行ける国
日本と協定を結んでいる国に一定期間滞在できます。協定国は現在22か国!人気どころはオーストラリア、カナダ、ニュージーランド、イギリスです。
このほかに、フランス、ドイツ、スペインなどのヨーロッパや、アルゼンチン、チリにも行けます。
ワーキングホリデービザの特徴
ワーキングホリデービザは、滞在費用を稼ぐために就労が許可されています。そのため留学準備費用が少なくて済みます。半年以内なら学校に通うことも可能です。
旅するもよし、学ぶもよし、働いてもよしの、自由なビザなのです!
ワーキングホリデービザの条件
ただし、ワーキングホリデービザには条件があります。
申請できるのは18歳~30歳(申請時)
滞在可能期間は1年(条件を満たせば延長可能な国もある)
一生で1か国につき1回までしか使えない
申請後、承認レターが届いてから1年以内に入国しなければならない
行ったことない国であなたが18~30歳なら、自由度の高いワーキングホリデービザはおすすめです!
2.学生ビザ
学生ビザの特徴
「学生」の名の通り、何かしらの学校に通うことが条件です。
語学学校から大学まで、学校の種類は問われません。
年齢に関わらず申請でき、その国の学生である限りはビザの延長や再申請も可能です。
私がカナダで出会った人の中にも、30歳を超えているためワーキングホリデービザを取得できず、学生ビザで滞在している人がいました。
ワーキングホリデービザは一度きりのチャンスなので、あえて今回は学生ビザで留学に来たという若者もいました。
学生ビザでバイトはできるの?
各国ルールが異なりますが、カナダの話をすると、学校の種類によります。
大学、公立カレッジの学生であれば週20時間以内の就労が可能です。
しかし語学学校の学生は、就労不可です。バイトできません!
私ははじめ、学生ビザでカナダに来ました。そして語学学校に通ったのですが、その間は一切働けませんでした。入国時には税関で、「就労許可はないから働かないように」とちょっと強めに言われました。
不法労働者を増やしたくないんだなと思いました。語学学生のなかには、就労ビザがなくても、こそこそバイトしている人もいますが…
3.観光ビザ
観光ビザの特徴
観光目的として入国するためのビザですが、半年以内なら学校に通えます。
ただし、就労不可、入国時に帰国時の航空券を持っている必要があります。また、銀行口座の開設ができません。ビザの申請料は他のビザより安いです。
現地で働かない、学校にも半年以上通わない人なら一番安く済む方法です。
まとめ
私のおすすめはワーキングホリデービザです!とにかく何でもできるから!!
ただしいくつか条件がありますので、合わない人は学生ビザがいいかと思います。
私は学生ビザ→ワーキングホリデービザに切り替えました。理由はワーキングホリデービザで働ける1年、フルで働きたかったからです。
ただ、半年間無職収入無しは、貯金があっても精神的にきつかったです。
学校に通いながらバイトすることもできるので、留学予算に合わせて検討してみてください。
国によっては独自の留学制度やビザを設けていることがあるので、行きたい国が決まっている人は、他にどんなビザがあるかよく調べて、自分に合ったビザを取得してくださいね!
※コロナの状況によって入国条件が変わるので、ご注意を!
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