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Summer tour

 

「愛しあってるかい?」

2週間ほど前から、RCサクセションの「サマーツアー」がアタマノ中でループしている。

離ればなれNoNoBaby プールサイドではぐれた

いや、プールサイドでどうやってはぐれるねん!と関西風のツッコミを入れ続け、誰かに問うてみたかったのだ。


「名前の由来」

なぜこの曲を思い出したのかと言うと、2週間ほど前に書いた「天体観測」という記事でポツンと小さく浮かんだ雲を見て「浮雲」が浮かび、この浮雲から「二葉亭四迷」と浮かび、名前の由来は「くたばってしめぇ」と習った事を思い出し、連鎖的に「忌野清志郎」の名前の由来は「この忌々しいやつめ」とかだったと浮かび、「今わの際」と掛け合わせている事を知り、夏とツアーで「サマーツアー」が浮かんだ、と言うひとり連想ゲームからである。エンドレスでやってしまいそうになる大好きな遊びであり、わたしの困った癖でもある。

読み方:いまわのきわ
別表記:今際の際、今わの際                           「今際」は死ぬ間際を意味する表現。もうすぐ死ぬ、もはやこれまで、と言う瞬間。  

「もはやこれまで、と言う瞬間」

って美しくカッコいい響きだと、


本題に戻って、名前の由来にはとても興味が湧く。なぜだか考えたことがなかったが、少し考えてみると、歴史や想いが内包されているからであろう。知りたい気持ちって事だ、おそらく。
名前と一言でいっても、色々とある。人名、社名、団体名、商品名、作品名、イベント名、プロジェクト名、猫の名前、etc. 名付け親も色々だ。その関係により意志や指針も含まれる。「二葉亭四迷」フタバテイシメイ「忌野清志郎」イマワノキヨシロウは、アーティスト名、作家名、芸名。人生の名刺。「罵り」と「ユーモア」と「哀愁」の絡み方が、この双方のニュアンスが近いように感じた。なんてセンスがいいのだろうと、一度きいたら忘れられない。

二葉亭四迷の名前の由来について 奥深いので紹介します(『予が半生の懺悔』より抜粋)

あまつさえ、最初は自分の名では出版さえ出来ずに、坪内さんの名を借りて、漸やっと本屋を納得させるような有様であったから、是れ取りも直さず、利のために坪内さんをして心にもない不正な事を為させるんだ。即ち私が利用するも同然である。のみならず、読者に対してはどうかと云うに、これまた相済まぬ訳である……所謂羊頭を掲げて狗肉を売るに類する所業しわざ、厳しくいえば詐欺である。
之は甚ひどい進退維谷ジレンマだ。実際的プラクチカルと理想的アイディアルとの衝突だ。で、そのジレンマを頭で解く事は出来ぬが、併し一方生活上の必要は益※(二の字点、1-2-22)迫って来るので、よんどころなくも『浮雲』を作こしらえて金を取らなきゃならんこととなった。で、自分の理想からいえば、不埒な不埒な人間となって、銭を取りは取ったが、どうも自分ながら情ない、愛想の尽きた下らない人間だと熟々つくづく自覚する。そこで苦悶の極、自おのずから放った声が、くたばって仕舞しめえ(二葉亭四迷)!
世間では、私の号に就ていろんな臆説を伝えているが、実際は今云った通りなんだ。


ちなみに「浮雲」も「予が半生の懺悔」もまだ読んでいない。


「積読 」つんどく


読みたい本は山の数ほどあるが、現実は全然読書ができていない。理由はいくつか、仕事で目を酷使、本を読みたい時間が目を休めたい時間とかぶる、老眼、優先すべき事が他にある、等。だがネットの時代、調べ物はまめに、短時間で読める記事はササっと、たまに時間を選んでじっくり、てな感じで読んでいる。
そんな中で「積読の勧め」のような記事を読んだ。いまは読めなくとも、興味のある本は買って見えるところに置いておくだけでも、自分がいま何に興味をもっているのかを無意識下に認識できる、と。確かにそうだ。日々情報が溢れ、新しい事に対応が必要な中、ふと積読を見ると題名だけでも、「ああ、そんな事考えてたな、忘れてた」とか「あ、これこれ」とか自分が大事にしたい事を思い出す事もある。ぜんぜん読めていない、と言うのも生活の現れである。自分へのヒントとして、付箋で購入日付を貼っておこうと思って、それもできていない現実。今年買った本としてまとめて積んでいるだけ。と、いますぐにできる事と、自分にハッパをかける。

「読書好き」


幼少期から読書は好きだった。小学校の夏休みや冬休みなど読書感想文には、言われてもいないのに勝手にカバーを作って冊子にしてまとめていた。だいたいは本の表紙と同じように色鉛筆やクレヨンで描いていた。もうすっかり読めなくなったが、その昔の電車通勤の頃、この電車の中が一番よく本を読めた。余談だが、誰だったか劇団の役者さんだったか、本を読むためにあてどなく電車に乗り終点まで行き、また帰ってくる、幸せな時間、と言う話をしていた。それはいい、と共感した。
母も読書好きであり、兄も同じくなのでその血筋か。母は若いころによく本を読んでいたそうだが、私が物心ついたころには、家事に私たち子供の世話に生活に追われて本を読んでいた記憶はない。だけど70歳までビッチり働いて、自分の時間がやっと自由に持てるようになってから80歳を過ぎたいまでもひとり読書を満喫しているらしい。図書館に行き人気の本は仕方なく予約したりして。
そんな日を夢見て、母のうしろ姿は励みになり、有難い限りである。
さあ、まだまだコツコツ本を積み上げてみるとしよう。チョコチョコ本は開きながら。


Summer tour / RCサクセション

https://youtu.be/c6q3KTbsjfI

▼abrakadabra▼


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