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編み物が好き


父方の祖母は編み物好きだった
小さい頃、私のニットを手作りしてくれた
やがて私も編み物を教えてもらい、見よう見まねで、ぬいぐるみの服や帽子を編んだりするようになる
まあかといって実際には、「それからの人生いつも編み物がそばに」みたいなことにはならず、見よう見まねから大して成長せず、気が向いたら編み物本で編み図をもとに編んでみるが結局サイズがおかしい、最後まで仕上がらない、途中でどうしても同じ色の糸が足りなくなり違う色の糸を使いデザインが変になる、ようやく仕上がったとしてもなんかかわいくなくて結局着ない、などと結果は散々な編み物ライフ

だけれど、どういうわけか編み物に惹かれるのである
断続的になのだけれど、たまに無性に編み物がしたくなるのである
本屋さんに行って編み物の本のコーナーへ行きパラパラページをめくっていると、身体の内側からワクワクするものを感じる
これはなんなのだろう?
ちなみに私は単純作業の繰り返しがとても好きなのだが、編み物はそういう部分がすごくあるからかな?
あとはロールプレイングゲームは地味なレベル上げをコツコツやってめちゃ強くなってからボスのところへ行く、みたいなやり方が好きなのだけれど、編み物もなんとなくロールプレイングゲームに似ている
あとはとにかく目の前のことに集中して編み続けるその感じがマインドフルネスの要素があるような気もする
とはいえ、私の好きな編み物スタイル(無駄にカッコよく言ってみる)は、イヤホンで好きな音楽を大音量で聴きながらする編み物スタイル(スタイル?)である
最近であればやっぱりTOOLだったりDREAM THEATER、あとはJAMES BLAKEとか、聴きながら編み物します
つまり、音楽を聴く、というのが必須なのです、音楽とセットなのです

癒しの時間であり、数少ないアウトプットの時間である
人間はやっぱりインプットだけでは息ができなくなってしまうのかなって、思います
インプットだけではおぼれてしまう
アウトプットの場所がやっぱり必要なんじゃないか
私はそう思うのだけど、アウトプットの場所をずっと求めて探して生きてきたけれど、なかなか見つからなくて苦しみました
今も決して見つかってるわけではないけれど、子供ができて自分の時間がなくなって、選択肢が減ったことであらためて、優先順位が見えてきたところがある
可能性を抱えすぎていると、同時に情報も抱えすぎることになり、色々なものへと流れてしまう、自分と向き合いきれずに、あれもいいかもこれもいいかも、となってしまう
いや、いまでも全然そういうマインド変わってないんだけど、単純にほんとうに、時間がなくなったことは必然的に選択肢を減らしてくれる
可能性を抱えていることはとても恵まれていることだったのだけど、私にとっては選択肢がなくなったことはひとつ良いことだったように思う

ええと、何の話だったんだっけ、
あぁ、編み物だ
そうなんです、で、限られた時間の中でやっぱりやりたいこととして編み物があって、なんかとにかく編みたい!ってなるのよね
最近ではやはり息子リッチーに何か編みたいなぁってなりまして、年末にリッチーのホイップクリーム型帽子を編みました

私はこのお顔が好きすぎる
湯気のたつ料理が出てくるとする顔です
香りをかいでいます

初めてYouTubeの編み物動画を見ながら編んでみました
本で編むよりずっとわかりやすくて良い!!
昔はこんな動画なかったんですよね
なかったし、編み物教室とかに行ってたわけでもないし、祖母は亡くなってしまって聞けるわけでもなかったから、なんかわからないところが出てくると何となくでやっちゃったりしがちだったんですよね、それもうまく仕上がらない理由だったんだろうな
もうこれからはYouTube見ながら編みます、てぐらいスルスル編めて完成までいけてとても楽しかった
ちなみに今回編んだホイップ帽の作者はこちらのbupi bupiさんという方

今プロフィール読んだら独学と書いてある
すごいなぁ〜
独学でも性格次第でこんな素敵な編み物作家さんにまでなれるんですね

そうそう、アウトプットについてだけれど、
noteを始めてみて、ものすごく良いアウトプットになってるんですよ!
わたし、喋りたいこと実はいっぱいあったんだなぁ、って思ってます
本当の本当は、とある別の必要にかられたところから始めようと思ったんだけど、そもそものキッカケはnoteやりたい!とかじゃ全然なかったんだけど、いざ書き始めたら自分の中にとてもポジティブな循環が芽生えた

何者にもなれなかった私が、少なくともいまリッチーmotherにはなっている
と、いうことに気づいたんです
なんかそしたら、そこだけは揺るがないというか私のアイデンティティになっていて、それによって自分の言葉を持てたわけです


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