「ふるなびCM」貴乃花なんだったんや？？

　ふるさと納税に関するサービス「ふるなび」のテレビCMについての考察動画を以前Youtubeに投稿しました。反響はそこまで頂いていません。投稿したあと一度も流れているのを観ていないので、めちゃくちゃタイミングが遅かったのだと思います。

　動画の要旨は、「あれなんだったの？？」に尽きます。なぜ貴乃花が起用されたのか、貴乃花と動物の関係はなんなのか、貴乃花のパフォーマンスを通して私達に何を伝えたかったのか。それを考えてみました。

　今回の記事はその動画を文章に書き起こしたものです。まず最初に動画を貼っておこうと思いましたが、そしたら俺の2000字はなんだったんや？？になってしまうので、最後にしておきました。それではよろしくお願い致します。

●まずどういうCMなのか？

　ふるなびのCMにはいくつか種類がありますが、私が取りあげたのは以下のふたつです。

　キャプチャばかりなのもあれなので、ここからは私が描いたふやけた絵を使っていきますが、とりあえずメインキャラクターたちは──

貴乃花

小鳥（インコのたぐい）

子猫

子豚

　子猫がいると子豚は出てきませんし、その逆もしかりです。

若乃花は出演していない

　若乃花は出演していません。

　子猫バージョン・子豚バージョン、どちらの場合も貴乃花の歌唱からCMは始まります。ガボット（クラシック曲）の替え歌なのですが、何の曲とかは実はどうでもいいです。

　譜面にするとこうですが、譜面にする必要も実はないです。よろしければ元のCM動画を、「税」を意識してもう一度視聴してみてください。ビブラートがガッツリかかっていることに気が付いたでしょうか？

　貴乃花は元力士であり、力士に本来歌唱力は必須のものではないに関わらず、歌唱パートを与えられたことをチャンスだと思って「ビブラートを習得している」ことをふんだんにアピールしています。このことを覚えておいてくださいね。

　貴乃花が歌ったあと、子猫バージョンでは、貴乃花にかわいがられる子猫にジェラシーをおぼえた小鳥がこれもやはりガボットを歌うことで対抗します。子豚バージョンは、子豚が小鳥に突然因縁をつけるだけです。

　どちらのバージョンでも、動物同士が貴乃花をめぐって争います。

　図にするとこうですが、図にする必要はまったくありません。ここでわかったのは、貴乃花がそれぞれの動物にとても愛されているということですよね。

　もうひとつ重要なのは、貴乃花と動物の間に意思の疎通が認められることです。貴乃花の言葉や振る舞いは動物たちに伝わっていますし、動物たちのやり取りもまた貴乃花に通じています。貴乃花のほかに、動物と会話ができる元力士は存在しません。

●貴乃花が○○である条件が揃っている

　さて、ここまででわかったことをまとめてみましょう。

貴乃花は……

　この3つの特徴は、みなさんのほとんどが「あったらいいな～」と思うことかもしれないですが、力士が備えていなければいけないことではありません。ただし、これらは「ある存在」になるための必要条件です。

　察しのいいみなさんはもうおわかりですよね。そう────

　貴乃花はディズニープリンセスだったのです！！！！！！

　ウォルト・ディズニー・ピクチャーズの歴史を振り返れば、1937年に「白雪姫」。1950年には「シンデレラ」。そしてプリンセスの系譜は、2022年に「貴乃花」へ受け継がれたというわけです。

　今日も貴乃花は森で土俵入りのリハをしています。そこにいつものように、動物たちが集まってまいりました。動物に愛される貴乃花は、相撲部屋でだけ稽古をしているわけにはいきませんね。

若はプリンセスではない

　若はプリンセスではないので、森へ入ることができません。

　そのかわり若には経営の才覚があったので、ちゃんこダイニング若を次々にオープンさせ、人々にたくさんの食事を提供しました。

　2010年にちゃんこダイニング若は破産していますが、夢を持ち続けている限りそれが消えることはありません。今も、貴乃花の住むお城の隣に若乃花は自社ビルを構えているのだそうです。

ちゃんこダイニング若 貴乃花の城前店

　いつまでも兄弟仲良く、幸せに暮らしていってほしいです。

~𝒯ℋℰ ℰ𝒩𝒟~

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　付き合っていただいてありがとうございました。元動画をここにおいておきますので、何回読んでも意味わからん！！という方はこちらも御覧ください。観ても意味わからんと思います。

●Twitter → https://twitter.com/manimaniwani

　さいなら～！