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「ある若い哲学者について」のあとがき

 この内容はぜーんぶ蛇足なので別に読まなくてもいいです。
逆に本編読んでないなら読んでください。私が助かります。読まなかったらあとがき、たぶん、わかんないですし。

そもそも何?この話

A. めっちゃ顔と頭が良い男、書きて〜〜の欲

 敷島 玲(しきしま あきら)というキャラクターは、二年ほど前から私が創作に使っているキャラクターです。
 そもそも私がお絵描きの国の住人なので、見た目の整い方は結構、優先順位が高い。
少女漫画の「あたしって、ブスだし……」って言ってる主人公はブスじゃない理論です。
 その顔面偏差値が高いお絵描きの国でも、めちゃくちゃ顔が良い設定の玲を、小説でも伝わるかな〜〜って思いながら書いたやつです。

 絵だと外見的特徴は一目で把握できるけど、それを見て美しいと感じるかは個人の好みでもあります。絵柄が好みじゃないとか、雰囲気が好みではないとか。
 私はモナ・リザを見て、技法の巧みさ、整ったパーツ配置を感じますが、好みかというとあんまりです。
 その中で文章だと「この世で最も優れた名画のように」と書くことで、読み手が一番好きな名画を想起させられるのではないか、と思います。
 文章は読み手の過去も反映される。美しい外見であると示した彼は、具体的に思い浮かべれば思い浮かべるほど、読み手の好みになれたのではないでしょうか。

 あと頭いいキャラ好き。頭良さそうにしよ! って二年前の私は考えて、彼を哲学科の大学院生ということにしました。
 その後、漫画での会話内容に信憑性を持たせるため、哲学書を何十冊も読むとは思ってなかったんですけどね。ほんとにアホだね。
今ではそれっぽい論文のタイトルも思いつけるようになりました。新規性は知りません、あったら私が大学院に行く。

敷島玲ってどんな人?

外見的特徴で言うと
・黒髪、ウェーブがかった腰ぐらいの長髪
・目はパッと見黒、よく見れば青みがかったグレー、三白眼、まつ毛バチバチ
・背、高い(188センチ)
・肌白い
・これらの特徴はスウェーデン人の父からの遺伝

内面的な特徴は
・合理主義、冷静沈着、質実剛健
・コツコツ頑張るので、本番では緊張しない
・そもそも感情が希薄
・顔が良すぎる故、嫌な思いもしてきたから、あんまり自分の顔が好きじゃない
・それはそうとて利用する、魅せ方を熟知
・手放しの賞賛を受けたいのではなく、内容に関する正当な評価を求めている
・自身について、過不足なく客観的に判断できる

 彼の専門は形而上学・ギリシャ哲学。
形而上学はざっくり言うと目に見えない概念(時間や空間とか)、存在やその理由をめっちゃ考える学問です。
 彼は高校までは理系専攻だったので逆のことしたくて哲学科に入った、人生ずっとなぜなぜ期みたいな男です。
こんな人です。

とりあえずショートストーリーを書いてみた

 長編小説になりそうな「歪みの観測者」の二話以降のプロットを書く前に、息抜きというか、落書きというかで書いてみました。
 長いお話はストーリーの流れを大事にしたほうがいいんだろうな〜と思いながら書いていますが、今回は「よっしゃ、言葉でデコったろ」の心意気で書いてます。
 あと、学会発表って漫画にしても絶対画面映えしないんですが、文章だとそれなりに持ちますね。やっぱり絵と違う。

ちょっと反省

 一晩寝かせて読んだ自分の感想は「キャラ物二次創作っぽいな」でした。
二次創作の作品は人物の説明をしなくても、読者がある程度把握しているので、説明が薄い気がします。
 前半チンタラ書いたくせに、後半疲れて終わらせたな。
あと外見を書きたい、を目標にしたとはいえめちゃ長いね。
これを書きながら、作中や人物の受け取って欲しい情報は蛇足の後書きではなく、ちゃんと作中で示すべきだろー。とか思ってます。

 これは落書きのつもりで書いたので、特にダメージもないので公開しますけどね。

まとめ

 書いてる私は楽しかったし、読めない物でもなかったと思います。
うちの子、見て〜〜! も達成できたので良いのでは無いでしょうか。
 いきなり長編はしんどいので、こういうのもちょこちょこ書けたら楽しそうです。
 喋りたすぎて本編ぐらい長くなりました。読む気になった人、ありがとうございます。

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