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#282 通知表所見をAIが書けるなら

2023.2.26.
さっきまでかなりの時間をかけて電動糸のこの記事を書いていたのに、横から飛び出てきたこの話題について触れたくてしょうがなくて、新たに記事を書き始めてみる。



通知表の所見を書く季節だ。

学校によって違うと思うが、勤務校は
①個人で作成→②テキスト一覧状態のものを学年で読み合わせ→(修正が多ければ直す)→③管理職提出→(かなりの直しがあれば再提出)→④直したものと成績を一緒に管理職提出→⑤OKが出れば出力可能
のような流れになっている。はず。

若手の教員はチェックが入ることが多いため、周りより1週間早く教頭に提出することになっている。
ということで、ここ最近は若手教員が残ってパソコンとにらめっこしている姿をよく見かける。




この季節だからだろうか、SNSでここ最近?(私のところまで届くということはだいぶ世の中に広まっているのだろうが)、

AIに所見を作らせる


件について、話題沸騰である。



11月30日に発表されたchatGPTなるAIに注目が集まっている。先日何かのテレビ番組でも取り上げられていたのを見たが、アイデアやアドバイスをくれたり、プログラムを書いてくれたりと、「仕事のパートナー」として活用している企業もあるそうだ。

そのニュースを見たときには「ふーん…何だかすごいのが出てきたのね。」くらいに思っていたが、ここ数日はそれが通知表所見の作成に使えるとか使えないとかそれはありなのかみたいなところでたくさんの意見を見る。


タイムリーに、K先生がAI作成の所見のスクショを送ってくれた。

これは、chatGPTではなくMicrosoft Bingというものらしい。Googleにもそういうものがあるらしい。

感想。

え、こんな感じで良いのでは?



以前、若手の人はとりあえず安心安全な所見をまず書けたらいいのでは、という記事を書いたが、

そういうレベルをクリアしたやつができている。初任の人が最初に出してきたのがこれだったらすごいと思う。
というか、所見の文例集みたいな本を参考にするのと同じように使うのであれば、問題なく使えるのではないかなと思った。もちろん、個人情報をネット上で扱うなんてことでもないし。




こうして自分の希望する内容の文例をAIが簡単に作り出してくれるのであれば…じゃあ私たちに必要な力ってなんなんだろう。

★オリエン能力
言葉の使い方が合っているか心配だが、広告業界では広告主の人が「こんな広告を作って欲しいんです!」と広告会社に説明することをオリエンという。
AIに自分の意図する所見を作ってほしいのであれば、分かりやすい伝え方をしなければ出てくるはずがない。
そしてもちろん、まずその子に書きたい内容が見取れているいることも大切だ。

★読解力
AIが作り出した文章が、自分の意図するものを表せているか。保護者や児童に誤解なく伝わるようなものなのか。出てきたものをよしと判断するのは自分である。作らせて吟味せずに使っちゃダメよね。



もしかしたら、こういう能力をもっている人はAIを使う人、もっていない人はAIに使われる人になってしまうのかも。。。

なーんてことを考えて終わる日曜日でした。
ちゃんちゃん。



#教員エッセイではない
#通知表所見
#AIが書く

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