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#450 漢字の広場で山手線ゲーム♪(2〜6年・国語)

2023.10.12.
1年前の下書きから発掘したこちらの記事。
えー、ただ単に「漢字の復習の学習で山手線ゲームをやっていたよ」という内容なのであしからず。


自分がこれまで使ったことのある国語の教科書は、光村図書出版と教育出版の2社のものである。これ、どちらの教科書でも小単元で「漢字の広場」とか「○年生で習った漢字」というものがある。

漢字はそれぞれの学年で決められた新出漢字を習い、その次の年までに書けるように…とされている。この「漢字の広場」は、もう既に前の学年で習った漢字を思い出し活用できるようにと設定されている単元だ。

こういうやつ


★読ませたい・意味を確認させたい

扱うものが既に習っている漢字なので、もう余裕で書けるよ!という子と、こんなの習ったっけ?という子、その中間という子もいるだろうか。

どんな子にも楽しく漢字の復習を…と思うのだが、やっぱり一番は「読めること」「意味が分かること」である。でないと書いたり使ったりできないので。

まずはペアで1つずつ読み方を確認。全体で、意味が分からない言葉があるか確認。そこまでやったら、本題の山手線ゲームである。


★単純なゲームだけど、熱中する子供たち

読み方と意味の確認をしたら、班で山手線ゲームをする。やり方は至ってシンプルである。

◇みんな「山手線ゲーム♪山手線ゲーム♪古今東西漢字の広場」
パンパン(拍手2回)
◇Aさん「参考書」
パンパン
◇Bさん「借りる」
パンパン
◇Cさん「分類」


◇Bさん「参考書」
◇みんな「アウト!!!」

こんな感じ。前の人と同じものを言ってしまったり、読み方を間違えてしまったり、リズムに乗れなかったりした場合はその人が負けである。

班はだいたい4〜5人なので、結構すぐ順番が来てしまってアドレナリンが出る感じなのと、何よりもみんな教科書をよく見る。そこがこのゲームの一番の良さだと思う。

ちなみに、ミスった人がいたら続きからやるか、言ったものを一度リセットして最初からやるかは班に任せている。

班でやってチャンピオンを決め、その後班の代表には全員の前で最終決戦をやってもらう…などとすると、盛り上がる。

ネットで山手線ゲームのイラストと検索したらこれが出てきた


★ゲームの後は

この小単元、最終的には載っている熟語を使って文章を書くという活動が設定されていることが多いので、普通にそれをする。

・丁寧に正しく漢字が書けているか
・意味の通る文章になっているか
・載っている熟語をたくさん使っているか
などをポイント制にすると気を付ける子が増える。ちょっと面白い例文を教員が示しても楽しい。時間があれば作った文章を発表させたり、子供同士でポイントを計算させたりすると良さそうだが、時間がいつも足りなくなる…。(余計なことばかりしてしまうせいで…)



何回かやっていると、漢字の広場やるよと言った途端に「あのゲームやる?」と聞いてくる子が出てくるかも。

ということで、休み時間にやるようなミニゲームが授業に生かせるよ!というお話でした。



#教員エッセイ
#漢字の広場
#山手線ゲーム

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