#567 Old New Marketにて、キャッチコピーが気になる
2024.4.22.
いろいろうまくいかなかった月曜日。挽回は明日の自分に託して。
土曜日、日本橋のコレド室町でフリマのようなイベントに遭遇した。
「OLD NEW MARKET」というものらしい。
古き良き文化をテーマに開催される、アンティーク&クラフトマーケットなのだそう。
扱われている商品がどれも可愛くて、目移りしてしまう!
お店を覗いて回りながら、商品自体の素晴らしさだけでなく、パンフレットやディスプレイも凝っているなということに気付いた。
そして、さらに惹かれたのは「キャッチコピー」である。素敵だなと感じた言葉を紹介しようと思う。
★sayanonuinuiさん(さやのぬいぬい?)
こちらは、インド刺繍リボンを使った小物を作っているお店。インド刺繍リボンの柄や色合いがまず可愛いのだが、それに合わせて布地を組み合わせ、ヘアバンドやベルトなどの素敵な小物が並んでいた。
このお店の店名上に書かれたキャッチコピーは、「お出かけが楽しくなるようなnuinui(縫い縫い)」だった。コンセプトやリズムがとっても素敵だ。
★樹のかけら
ミニチュアツリーハウスが並んでいた。まるで小さなジブリの世界。ドライ植物を使って作品を制作しているそうだ。
こちらのコンセプトは「探検を机の上に」。探検っていうフレーズがいいよね。トイストーリーみたいに、夜中になったら机の上で知られざる物語が始まっているかのよう。
★ame(あめ)
大人のお伽話のようなジュエリーということで、キャッチコピーというより、こちらにはシリーズごとにお話のような名前が付けられている。
写真右側のシリーズは「人魚のさざなみ」。水面を動く煌めきや、小さくてきれいな鱗がジュエリーのモチーフになっている。
真ん中のシリーズは「はなうらない」。花びらの形をモチーフにしていて、紹介文には詩が添えられている。
★いなこさら
「印判」という和紙に描かれた図案を、素焼き皿に転写する手法を用いて、一枚一枚手作業で絵付したお皿だそうだ。
可愛らしい小皿が並んでいたのだが、その模様も少し変わっている。
こちら↑は「月待兎」という商品。2023年の卯年に合わせて制作されたようだ。月を見上げる5匹のうさぎを下から見ているという構図がまず面白い。そして、月の放っている光の線がなんと「二千二三」になっているという細かい芸当〜!デザイナーさんのこだわりが溢れている。
こちらのブランドのキャッチコピーは「遊びゴコロを、盛り付けました。」である。コピーライターさんに考えてもらったのだそう。お皿だけでなく、キャッチコピーまでおしゃれ!
いただいた風変わりな形のカードも、何か意味が込められているのかもしれない。
やっぱり、作った商品をいろんな人に届けるためには、それ自体の良さ以外にも、パンフレットやディスプレイ、販売袋に至るまで、ストーリーやコンセプトを伝えられるようなものがあるといいんだなと感じた。
教員の商品は、自分であり授業の技術であり…それ自体を磨くももちろんだが、キャッチコピーを付けるのも良いことのように思う。
私は今年も「みかん大好きみゃー先生」。これをフルで呼んでくれる子もいれば、にやにやしながら「みかん先生」と呼んでくる子も。
そうしたらなんと、授業で関わる1人の6年生男子が、ノートの記名欄に大きく、
「野球大好き 谷口翔太」
と書いてくれていた。(もちろんこれは仮名)
いやいや、野球の「や」と谷口の「た」が合ってないし!笑
でも、可愛い!そしてこちらへのプラスな気持ちが伝わってくる!
皆さんも、いろんなものにキャッチコピー、いかがでしょう?
#教員エッセイではない
#キャッチコピーの力
#oldnewmarket
#広告業界の匂いを感じる
#みかん大好きみゃー先生
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