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#431 宝釣りでのリアクションを反省し、改善を図る叔母

2023.9.13.
この夏は3回ほど姪たちとお祭りに行く機会があった。1回目は学校の校庭で。2回目は商業施設内で。3回目は神社で、である。

その中で、とっさにうまくリアクションが取れなかった同じような場面が3回ほどあり、それを思い出しながら「何が正解だったんだ?」と考えている。


童心を忘れない私、食べたいものは自分の分も買い、なんなら姪たちが買わないものでも「ちょっとあれ買ってくるから待ってて」とか言って買いに行ってしまう。

自分だけじゃがバタ
わたあめは3つ買った

ヨーヨー釣りとか射的とかスーパーボールすくいだって、常にではないけれどやりたいなと思ったらやる。

そんな中、ほとんど参加しないのが「くじ引き」や「宝釣り」である。

そもそも、置かれている商品に自分が惹かれるものがない。大人だし。そして、目玉商品として置かれているようなものはほとんど当たらないことを知っているからである。で、500円とかを出して大して欲しくもないちゃちいおもちゃをもらったりするのだ。

欲しい商品は、お金を出して買えるからね。こういうところは本当に大人。

でも、子供たちにとっては違う。自分たちが出せそうな500円というお金で、もしかしたらあんなすごいおもちゃがもらえてしまうかもしれないのだ。
お祭りの夢である。
フェスティバルドリームなのである。


ということで、ドリーマーである2人の姪、宝釣りを見つけると「やってみようかな…どんな景品があるのかな…」と、真剣な顔つきになる。



さて、ここで冒頭のリアクション問題が発生するのだ。

先日のお祭りでもとある屋台で宝釣りをやっていた。5歳の姪2は、景品の中に「メルちゃん」という人形があることを発見する。

「これ、やる!!!」

意気込み、どの紐がメルちゃんにつながっているのか真剣に考えて、1本ぐっと引き上げる。上に上がってきたのは、謎のなんだか長細い棒状のもの。それを見てお店のおばちゃんが「はい、これね。」と、謎のキャラクター扇子を姪2に手渡した。おおー、なかなかに要らないものが来たな。

じゃあ行こうかと言いかけて姪2を見ると、

「メルちゃん」の箱を見ながら、めちゃくちゃ険しい顔をしている!

く、悔しがっている…!
めちゃくちゃ当てる気満々だった顔してる…!
逆に、何で当たらないんだとまで言い出しそうな膨れっ面!


はなから当たるはずがないと思っている私、その表情に驚き、そして、なんだか笑えてきてしまったのだ。

笑いを堪えていたら、同じくビニールバッグというたいして欲しくもなさそうな景品が当たらなかった姪1が
「あんな目立つところに置いてあるやつ絶対出ないから!行くよ!」
と促して、姪2を歩き出させた。


というようなことが数回あり、今、考えている。

あー、何て言うのが正解だったんだろう?



とりあえず、膨れっ面の姪2を見て笑っちゃったのはよくなかったな。

姪2の気持ちを大切にしつつ、景品を諦めさせるのがよかっただろうか。

となると、
「残念だったねー!でも、あれはなかなか当たらないから。また今度挑戦してみようねー!」
と、努めて明るく言う…かな?



はあ…何で宝釣ってやりたくなるんだろう。10円キャッチャーだって、小さなお菓子とかキーホルダーとか、取れてそのくらいのものだ。

そこまでお金をかけていないのに、こんなのゲットできちゃった!というのが楽しいのかな?

あんまり…共感できないけど…


彼女らの夢を壊さない、立派な叔母に、私はなる!



#教員エッセイではない
#正しいリアクション
#宝釣り

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