Hubble、新卒採用はじめるってよ
某小説を完全にパクったタイトルですが、私たちHubbleは、今年から26卒向けの新卒採用活動を本格的に始めることになりました。
組織が大きくなるに従い、「いつ新卒採用に舵を切るか」というのはどこの会社でも悩ましい問題で、私たちも例に漏れず悩みました。しかし、正社員50名になったタイミング、そして、受け入れ体制もだいぶ整ったこともあり、ついに会社として決断することになりました。
今日は、なぜ私たちが新卒採用を始めることになったか、その背景について説明したいと思っています。
自己紹介
まずその前に、遅くなりましたが自己紹介です。
私(@myamagishi)は株式会社Hubbleに2021年に入社。現在は人事責任者をしており、採用から制度、評価、組織づくりまで関わっております。メイン業務は人事ですが、それ以外にも落ちたボールを拾うようにしています。コーポレートのスタートアップあるあるです。
現職に入る前は、大手外資系ITやコンサルファームで採用をリードし、その後、スタートアップに移ってからはCHROや人事責任者として経験を積んできました。
さて、そろそろ本題に移っていきましょう。
今まで新卒採用はしてこなかったのか?
答えはNOです。
実は、新卒として入社してくれた社員が既にいます。
なので、新卒採用を始めます、というのは厳密にはちょっとだけ違っていて、"本格的に"新卒採用を始めます、というのが正しいかもしれません。過去、Wantedlyでインターン募集を出しており、そこからインターンを経て、縁あって正社員として入ってくれている社員がいるからです。
ですが、特にプログラムを組んでいるわけでも、明確に業務内容が決まっているわけでもなかったので、このような形で飛び込んでくれる人は希少で笑、正直にいえば再現性の可能性も低いことから、新卒採用を行うならば、きちんと戦略立ててやろう、というのが今回のきっかけです。
↓2023年新卒で入社した山村さんの記事。みんなから愛されています。
なぜHubbleが新卒採用を行うのか?
これが本日の本題です。
理由はシンプルに二つあります。
一つは、会社の長期的な成長を見据えた際に、若手を早期から育て、将来の中核メンバーになってもらいたいからです。
個人的には、1日でも早く新卒出身の役員を誕生させたいと思っていますし、採用時にも、(本人がなりたいかどうかは別にして)その可能性がある、ポテンシャルの高い人のみを採用しています。
これは「若い人なら誰しも可能性がある」という意味ではありません。
私たちのような規模の会社であっても、選考基準は厳しいです。
仮にそれで採用できなかったとしても、基準を満たしていなければ採用はしません。基準を落としてまで採用することを避け、他の企業だったらオファーしてるのになあ…という人にも、泣く泣くお断りをしていました(逆に言えば、当時は素養がある人なら誰が入っても大丈夫、という育成環境が整っていなかったからとも言えます)。
前述の通り、私自身、大手外資系ITやコンサルティングファームで新卒採用をやってきた経験もありますが、そういった会社に入社する同世代と比べても、決して劣ることはなく、他の選択肢だって取ることもできた人たちです。
Hubbleという、当時吹けば飛ぶような会社でも魅力に感じ、一緒に会社と自身を成長させたいと思って決断をしてくれ、入社後も非常に頑張ってくれています。
(ただ、私の期待値はもっと高いので、今の成果くらいで決して満足して欲しくない、というのは付け足しておきます。本人たちが読んでくれればいいですが…笑)。
二つ目は、マネージャーを育て、組織を強くするためです。
マネージャーになると、よく勘違いする人がいるのですが、自分の手となり足となって働いてくれる人を採用したがる人がいます。
それではダメで、自分よりも将来優秀になるであろう人材を採用し、自分より優秀な人材を育てていく必要があります。
中途採用は、どちらかというと経験を持った人の採用が主となり、高い専門性を期待することになりますが、新卒はそういう専門性がないケースがほとんどです。ですから、まっさらな状態の新卒の、その高いポテンシャルを発揮させることができるかどうかが、マネージャーにかかっているのです。
いかにその新入社員が持ってるポテンシャルを最大限発揮できるか。
この解を考え、自分より優秀な人材に育て上げるという経験は、マネージャーとしても大きく成長できるレバーとなります。
育成の専門家ではない人がやるわけですので、当たり前のように非常に難しいです。ですが、一人で解決しようとせず、役員や人事と連携して取り組んでいけば、必ずうまくいきます(なので、今これを見ているマネージャー陣は一人で抱えようとせず、でも、頑張ってください笑)。
それができれば、組織は必ず強くなります。
(新卒社員の社会人人生の第一歩を背負うわけですから、とんでもなく大きなプレッシャーです)
では、新卒社員に期待する役割は?
期待する役割としては、色々あります。
先輩方、上司を1日でも早く追い抜いてもらう
新卒社員ならではの、新しい視点での意見を出す
Purpose&Valuesの体現者になる
など、質問の回答を箇条書きにするとこんな感じになりますが、
Hubbleに限定する期待する役割に関して言えば、Hubbleというプロダクトを一番好きになって欲しい、です。
そのために、Hubbleというプロダクトを徹底的に触って欲しい。
普段の学生生活では使うことがないであろうプロダクトのため(契約書管理という領域なので、普通の学生さんは触れることは絶対にない)、先入観をもたず、どんなプロダクトかを、使い込んで欲しいのです。
数十分とか、数時間の単位ではありません。
数日、数週間という長期間にわたって、徹底的に使い込んで欲しいのです。
そうすれば、Hubbleというプロダクトの、良いところ、悪いところを知るでしょうし、その先にいるお客様が、どんな気持ちでこのプロダクトを使っているのかもイメージできるようになるはず。
その結果、「もっと◯◯な機能があればいいのにな」「△△機能、すごくいい」など、既存社員では見えてなかった新しい視点も出てくるかもしれませんし、何よりも、プロダクトのことが好きになるきっかけになるでしょう。
私たちはプロダクトを持っている会社なので、プロダクトに想いを持ってる人に集まってきて欲しいと思ってますし、新卒社員には、プロダクトを好きになってもらうことを期待しています。
最後に
結局、新卒採用の詳細については一切書いていません笑。
もっと言えば、会社のことも、プロダクトのことも…。
これから具体的にインターンシップのプログラムや、募集職種などを決めていく予定ですので、正式な募集までは少々お待ちを!
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