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最近の記事

政治家のビラ

 自宅の郵便受けには時々,地元議員のビラが入ってくる.これを邪魔物扱いする人も多いかもしれないが,職業柄もあり楽しく読ませていただいている.来春には統一地方選挙があるし,その際の判断材料にもなる.最近お二人の市議からのビラが入っていて思うところがあったので,久々にnoteを書く気になった.  片方のビラはA41枚表裏カラー刷りであった.その市議さんは新聞記者だって経歴もあるようで,新聞のようなレイアウトでとても読みやすいものだった.  これに対してもう1つはA3を負って見開き

    • ウクライナ情勢に思う

       ロシアのウクライナ侵攻のせいで、気持ちが18歳のころに戻ってしまったような気がする。高校生の頃の僕は大学で国際政治学を学ぼうと思っていた。ソ連がアフガニスタンに軍事介入したのが1979年12月14日、日本がモスクワオリンピックをボイコットしたのが1980年、その年のアメリカ大統領選挙では共和党のロナルド・レーガンが、民主党現職のジミー・カーターを退けた。1981年1月21日にレーガンは第40代アメリカ合衆国大統領に就任した。レーガン政権は「力による平和」を唱え、ソ連との対抗

      • 宮本太郎『貧困・介護・育児の政治 ベーシックアセットの福祉国家へ』2021年,朝日新聞出版.

         宮本太郎先生の御近著である本書を読み,オンライン合評会ものぞかせていただきました.この本はとても重要な本だと思うし,合評会でうかがった議論も勉強になるものでした.合評会を開いてくださった加藤雅俊先生はじめ登壇された先生方,関係者の皆様に厚く御礼申し上げます.  この分野に不案内な私のようなものにとって本書はありがたいガイドであり、研究者に限らず多くの方に読まれてほしい本です。しかしなかなか読み応えのある本で、1,2回通読しただけの私にはまだまだ未消化な点が残ります。という

        • GitHub使い目指して

          前置き 自分で自分の仕事が把握しきれなくなってる感があるので,自分のタスクを可視化するためのツールを探していたのだが,なかなかピンとくるものがなかった.書き出したタスクとスケジュールをうまくリンクさせることが大事だが,不本意な飛込案件なども多く,スケジュール帳などでの管理には挫折している.以前はExcelなどでスケジュール帳を作っての時間管理も試みたが,どうも続かない.  どうしたらいいかなと思っていたところ,多くの研究者が共同研究などで使っているGitHubが目についた.

        政治家のビラ

          わが子に勧めた本

           読むべき本を人に勧めることは難しい.いい本だと自分が思っても他の人とのマッチングについてはわからない.その人の予備知識,考え方というものは第三者からは見えないからだ.  とはいえ,わが子から「最近土日は家にいるから読んで面白かった本があれば教えてもらいたい」と言われたので,思いついた本を五月雨的に推薦している.せっかくなのでリストにしておこうかと思い,ここに記すことにした. 井上義和『未来の戦死に向き合うためのノート』創元社,2019年. 『ヤンキーと住職』(コルクス

          わが子に勧めた本

          磯田道史『無私の日本人』読了

           「穀田屋十三郎」「中根東里」「大田垣連月」の3編からなる.「穀田屋十三郎」はのちに映画化されて,『殿、利息でござる』となる.とてもいい本でした.絶対のおすすめ.  以下本書(文春文庫版)「あとがき」より少し切り抜き. 「南海トラフでも動いて、太平洋ベルトに大きな津波被害をうければ、国の借金は国内で消化しきれなくなって、高い利子で他国から資金を借りてこなければならなくなるだろう。そうなれば、大陸よりも貧しい日本が、室町時代以来、五百年ぶりにふたたび現れる」 「ほんとうに

          磯田道史『無私の日本人』読了

          政治学に興味がある人,これから勉強してみようかという人に薦めたい本

          https://myamadakg.hatenablog.com/entry/2021/01/19/123548 からの転載です.今後の更新はこちらでしていこうと思います.直近の更新は2021年5月27日で,三浦英之.2019.『水が消えた大河でルポJR東日本・信濃川不正取水事件』を追加しました. 選定基準としては文庫,新書など比較的安価なものということで.教科書,入門書的なものはあえて外しています.いくらでもいいものがあるので. <そもそも民主主義とはなにか?>宇野重規

          政治学に興味がある人,これから勉強してみようかという人に薦めたい本

          政治学の教科書について(紹介記事ではないです)

          先日,こちらの読書会に顔を出させていただいた.その中でいくつか頭に浮かぶことがあったので,ここをメモ代わりに吐き出しておくことにする. 1.好きな教科書のタイプ  最近は非常に読みやすいハンディな教科書が増えてきていて,内容も充実している.ただ個人的な好みとしては,教科書は理論をたくさん網羅したカタログ的なものがいい.いいのだがそれを学生に読ませるとなると難渋する.この辺がつらいところ.  海外の政治学教科書は薄いものもあるけれど,厚いものも多い.後者はこんなの最初から

          政治学の教科書について(紹介記事ではないです)

          初夢二題

          1. 鳩山由紀夫氏に名刺を渡しそこなう  なぜか鳩山由紀夫元首相に声を掛けられたので名刺を渡そうと思ったら、カバンの中に名刺がない。いつも持ち歩いているのに、今日はプライベートな移動だからと思って家に置いてきた、チクショー、という夢。  「夢占い 名刺を忘れる」でググると、https://spirituabreath.com/yumeuranai-meishi-35622.html/2#i-9 に到達。「対人関係や仕事に対して後ろ向き思考」+「自分に自信が持てずやる気も

          初夢二題

          いただきもの:竹中治堅『コロナ危機の政治』

          https://www.chuko.co.jp/shinsho/2020/11/102620.html 著者の竹中先生よりいただきました。時宜を得た出版とはこのことかと。勉強させていただきます。

          いただきもの:竹中治堅『コロナ危機の政治』

          映画『オフィシャル・シークレット』を見た。

           先日、シネリーブル神戸で映画『オフィシャル・シークレット』を見た。もうロードショーは終わっているので、ネタバレしてもよかろうということで記事を書くことにした。  映画のストーリーは実話に基づいている。舞台は2003年のイギリス、主人公は英国の諜報機関GCHQ(政府通信本部)で働くキャサリン・ガン(https://en.wikipedia.org/wiki/Katharine_Gun)。ストーリーについてはこちら(http://officialsecret-movie.co

          映画『オフィシャル・シークレット』を見た。

          「エンタメ化する「義憤」――『SNSで誹謗中傷する人』を定点観測する人のグロテスクさについて考える。」を拝読して

          表記の記事を拝読した。この記事は「『やめたいのにやめられない』ネット中傷を続ける女性の告白」という『NEWSポストセブン』の記事を受けて書かれたものだが、両方を読んでいて感想を書きたくなってしまったので、ここに書くことにする。 誹謗中傷とレス、さらにそれを見る人 『NEWSポストセブン』の記事を読んだaki maenoさんは 「この記事に、無責任で残酷なインターネット上の書き込みを抑止する効果はどのくらいあるのだろうか。 筆者や編集サイドの意図がどうであれ、むしろ、新たな

          「エンタメ化する「義憤」――『SNSで誹謗中傷する人』を定点観測する人のグロテスクさについて考える。」を拝読して

          noteするつもりじゃなかった

          TwitterもFacebookもはてなDiaryもしているのに。しかし書きたいことができてしまって、それを掲載する媒体として上記はいずれもふさわしくないように思った。で、自分はこれまでやったことなくて、しかし人に勧めたことはあるnoteが候補として浮かんだ。しかしまだ見出しの付け方もわからぬ。が、まあやってみようか。

          noteするつもりじゃなかった

          testしてみる。

          testしてみる。