ラデュレが終わってしまうよ
3日前…
衝撃的なニュースが飛び込んできた。
「『レ・メルヴェイユーズ ラデュレ』終了」
パリのパティスリー「ラデュレ」のコスメブランド。
プリンセスが手に取るような、少女っぽくもエレガントなデザインは本当に可愛くて…。お姫様に憧れたことはなくても、こういったアイテムにときめく人は多いのではないでしょうか。
わたしもだいすきで、Twitterのトレンドにも上がっていた「花びらチーク」、いつか買いたいと思っていた。
「いつか」
ブランド終了と聞いたとき、
「いつか」じゃなくて、その時に買っておけばよかったと思った。
プリンセスアイテムなラデュレは、お値段もプリンセス。すぐ気軽に購入できるものではなかった。
けれど。どうして永遠に売られていると思ったのだろう…
そんなわたしが持っているラデュレのアイテムは、マスカラと、脚のデザインのグロスのみ。
「いつか」なんてぜったい来ない。いつかとバケモノは出た試しがないって、子どもの頃聞いたことがある。だからどんな場面でも「いつか」って言葉は使わないようにしていた。なのに。
やっぱり使ってはいけない。
「いつか」は来なかった。
ニュースを読む限り、すぐに終了というわけではないみたい。来年6月末を目処に、順次終了とのこと。
必ずゲットする…!
…こうやって、欲しいと思ってからお金を用意してすぐ買っていたら。こんなに早く終了することはなかったのかな…
ラデュレの魅力のひとつは、
自分自身を大切にさせてくれるところだと思います。
例えば先程の「花びらチーク」
これは限定の「桜」なのですが、中の花びらたちがチークで、ポットと別売。
合計10000円以上します。セザンヌのチークなら20個以上買えますね。
けれど、こうやってポットを開けて、
敷き詰められた花びらをブラシで撫でて、自分の頬に乗せる。
揺れる花びら、色づく頬。
可愛いコスメにも、メイク後の自分にも、テンションが上がります。
サッと扱えるプチプラコスメでちゃちゃっと短時間でメイクしなくてはいけない時が多いけれど、欲しくてたまらなくて、頑張って働いてお金を貯めて購入した大切なアイテムで、時間をかけてメイクする。それは自信をくれるアイテムで、自分のことを認めてあげられる時間だと思います。
こうやって可愛くて高価なアイテムを大切に扱いながら、自分のことも丁寧に扱ってあげる時間の重要性は、30歳を過ぎるまで知りませんでした。
それまでは自分を大切に扱うなんて意識したことなかったし、コスメはラクに使えるものばかり買っていた。
花びらのポットを運んできて、蓋を開けて可愛さ×いいにおいに1ときめき。頬に乗せて鏡を見ると、また1ときめき。
鏡に映る自分に、大丈夫だよって言ってあげたい。
30歳を過ぎても、可愛いものにはテンションが上がります。
うわぁ可愛い!という日々のちょっとした一瞬、一瞬のときめきの積み重ねのおかげで、今日も1日、無事に生きていけた。やりたくない仕事、あぁ嫌だあそこに電話したくない、もうやだ辞めたい。そんな時にお手洗いでポーチから取り出す、愛しいコスメ。うわぁ可愛い!その存在にどれだけ助けられただろう。
もちろんコスメだけじゃなくて、ネイルとか、お洋服とか、ほんの少しでも自分のテンションを上げてくれるもの。大切なんだな。そう自覚してから、購入品は吟味を重ねて本当に気に入ったものしか買わなくなりました。
高くてもお手入れしながら長く使うから逆にコスパがよい。お気に入りに囲まれる生活は、心が元気になりますね。自粛生活が始まってから、より強く感じます。
花びらチークを買って、
憂鬱な自粛生活を乗り切ろう。
いつも本当にありがとう。これからもどうか見てください(*´◒`*)ノ