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季節が進み、秋がきた。

書き記しておきたくなって、本日2度目のnote。

去年から私の家ではハーブを植えている。

雪が降る北国では、初夏から初秋までのお楽しみだ。

去年は、ハーブを愛でながら読書をしたり、コーヒーを飲んだり、当時の彼と何度かランチを楽しんだ。

こんなに幸せな穏やかな時間の過ごし方。なんと贅沢だろう。

今年も出来たらいいなと思ってた。


雪が降り、冬が来て、春が来た。

今年も一緒にそんな時間を過ごすものだと思ってた。

今年も変わらずハーブを植えた。

けれど、そこで、一緒にコーヒーを飲んだり、ランチを楽しむ時間は1度もなかった。

植えたハーブは元気に育ち、私は去年より上手に育てられるようになった。

ハーブティーは美味しいし、持て余すならと、今年はポプリにした。

季節はゆっくり確実に進み、少しずつ気温が下がり、ハーブたちも季節の終わりを迎え始めた。

今日、一鉢、今年の季節を終わらせた。

残りの鉢は、まだ元気そうだから、様子を見て、少しずつ、冬へのカウントダウン。


あの楽しかった時間はもう戻ってこない。

新しい思い出をそこで重ねることは出来ても、あの時間は、すぎた日々で、優しいあたたかい思い出だ。

そんな愛しい思い出をくれた当時の彼に、私はただひたすらに感謝をしている。笑いあったあの時間、過ごした時間、語った話、どれもこれも素敵な思い出だ。私は、私なりに、幸せだった。

めぐる季節を、私たちは繰り返し、次の夏はどんな植物を愛でてるのか、それはまだ誰も、分からない。

先日、夏目三久さんがA-studioに出ていて流れた曲。

歌詞があまりに素敵で、こちらの方に出会った。

なんとすてきな歌声だろう。なんと切なく優しい歌詞だろう。こんな名曲があったことを、私ははじめて知った。


この曲に出会えたことも、ありがとう。

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