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自己肯定感の低さは100%悪ではない



自己肯定感とはに対して

自己肯定感は、自分を認めて肯定する心の状態です。
いわば、「自分大好き!」な状態と言えると思います。
時に私たちは自分の自己肯定感が低いあまり、自分のことを犠牲にしたり、自分自身に過度なストレスを与えたり、責めて責めて責めまくったり。
いろんな形で自分の自尊心をズタズタにしていると思います。
挙げ句の果てには自分の自己肯定感の低さ自体を否定してしまって、どん底に落ちてしまっていることもしばしばあるのではないだろうかと思います。
かなり誇張した言い方になりましたが、決して嘘ではないことであると考えています。
こうなってしまう理由には自己肯定感が低いということが「悪」であると刷り込まれているからであると考えています。
もちろん自己肯定感の低さは自身にデメリットをもたらすでしょう。
ですがその逆もあります。メリットになりうると思うのです。
ここでは、デメリットとメリットについて列挙していこうと思います。

自己肯定感が低いことによるデメリット

自己肯定感が低い状態には、以下のようなデメリットがあるのではないかと私は考えます。

自信の喪失

自己肯定感が低いと、自分自身に自信を持つことが難しくなります。例えば、新しいチャレンジやプロジェクトに積極的に参加できず、成果を出す自信に欠けることがあります。

モチベーションの低下

自己肯定感が低いと、新しいことに挑戦する意欲や目標に向かって取り組むエネルギーが減ってしまいます。たとえば、新しいスキルを学ぶことや自己啓発に時間を割くことに消極的になり、成長の機会を逃してしまうかもしれません。

対人関係の悪化

自己肯定感が低いと、他人との関わりやコミュニケーションが苦手になることがあります。自分自身を否定的に捉えがちで、他人との関係においても自己防衛的な態度をとることが多くなります。例えば、チームでの協力や意見の共有が難しくなり、円滑なコミュニケーションが妨げられるかもしれません。

リスク回避とチャンスの逃し

自己肯定感が低いと、新たなチャンスや挑戦に対して消極的になりがちです。失敗や批判を恐れて、安全な方に逃げる傾向があります。たとえば、新しい職務やプロジェクトのオファーを断りがちであり、成長やキャリアのチャンスを逃してしまうことがあります。

心のストレスとメンタルヘルスの影響

自己肯定感が低いと、自分自身に対して否定的な考えや心のストレスが増えやすくなります。これは、うつ病や不安症などのメンタルヘルスの問題を引き起こす可能性があります。たとえば、自己評価が低く、自分に対して厳しい基準を持ち続けることで、自己価値の低下や心の負担が生じるかもしれません。

自己肯定感が低いことによるメリット

一方で、自己肯定感が低いことにはいくつかのメリットも存在します。

謙虚さと自己成長への意識

自己肯定感が低い人は、自分自身に厳しく接する傾向があります。
これにより、自己成長に向けた意欲や向上心が高まることがあります。
たとえば、自分のスキルや知識を向上させるために努力し、学び続ける姿勢を持つことができるかもしれません。
例えば、「自分はまだまだだ!」と思うことですかね。自惚れがない感じだと思います。

真摯な自己評価

自己肯定感が低い人は、自分自身を客観的に見ることができる傾向があります。自分の弱点や課題を冷静に受け入れ、改善するための努力を行うことができます。
たとえば、
「自分はなんで〇〇なんだろう〇〇でなければいけないのに、、」
「あの時なんで〇〇しちゃったんだろう、〇〇すべきだったのに」
といった感じに、自分のしたことを客観的にみてどのような行動をすればよかったかを分析していることです。

周囲への思いやり

自己肯定感が低い人は、他人への思いやりや共感の能力が高まることがあります。自身の経験から他人の苦労や困難を理解し、サポートすることができるでしょう。たとえば、他人の意見や感情に対して敏感であり、共感を示すことができるかもしれません。

創造性と批評的思考

自己肯定感が低い人は、創造性や批評的思考を養う傾向があります。自分の考えやアイデアを客観的に評価し、より良い解決策や視点を見つけ出すことができます。たとえば、問題解決の際に多角的な視点を持ち、独自のアイデアを出すことができるかもしれません。

自己肯定感と良い距離感を

自己肯定感が低い状態にあることは、いくつかのデメリットをもたらす一方で、一部のメリットも存在します。自己肯定感を高めることは大切ですが、自己肯定感が完全に高い状態である必要はありません。自己肯定感の低さを受け入れつつ、自己成長や思いやりの心を大切にしましょう。


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