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病気の開示について、、専門家の意見を聞いてみた・・

 久しぶりの投稿です。
何を書くか迷ってしまって、なかなか書けなかったのですが

これからは
「がんサバの仕事、、特に起業・独立・副業・複業など自分らしい仕事を創るための情報やおもうこと」を
テーマに幅広く書いてみたいと思います。

今日は少し前にZOOMで参加したがんサバイバーネット主催の
「就労100連発」というセミナーについてお話します。

がんサバイバーネットという団体は初めて知ったのですが、なにか仕事に関する情報収集できるかな、、というのと、何か刺激を与えなければと思って参加しました。

今回のセミナーのコンセプトは参加者の仕事に関する質問に100個答えるということで、100連発と名付けられてました。
事前にあった質問を3つのカテゴリーに分けて、それを6名の専門家の方が答えるというスタイル。

6名の専門家の概略は
・経営者かつ中小企業のコンサルタント
・企業の人事担当者でかつがんサバイバー
・産業医かつ社労士
・社労士
・FPでお金のプロかつサバイバー
・キャリアコンサルタント

質問分野はざっと
①復職・新規就労の開示について
②職場からの配慮をどうするか
③経済面・公的支援のはなし

サバイバーから寄せられた質問を中心に、専門家の方が答えていました。

全般的な印象としては、会社に正社員として雇用される場合の話なので私にはあまり関係ないかもな、、というのはありました。

それは、事前にわかっていたので特に期待感はなかく、やっぱりね、、的な感じで問題はなかったのですが、意外と仕事のスタイルは関係なく参考になる内容もありました。

あと思ったのは、多くの質問に答えるスタイルだったので、逆にもっと聞きたいというような消化不良気味の項目もありました。

例えば、①のテーマである復職・新規就労での開示について

私も今後、非正規で雇われてお金のために仕事することはあるので、この問題はいつも悩ましく思っています。

では
各専門家の方の回答を簡単にご紹介します。

「産業医」の方
1日8時間働ける体力を示す必要がある。
家だだらっとしてお休みモードではなく、外で散歩したり体力つけて仕事モードにする。診断書も提出

→なるほど。
私がまさにそれです。家にいるとだらけます
運動もさぼりがちです。明日から歩きます。(笑)
さすがに、鋭いところを先生突きますね。

「経営者・コンサルタント」
サバイバーは会社をよくするゲームチェンジャーになる。
がんになった人を活かせない会社は周りの従業員にも悪影響を及ぼす。
逆にがんになっても大事にしえもらえる会社だとわかれば、他の従業員も会社へのコミットメントが高まる。組織改革になる

→これは、この方も私も中小企業診断士で、経営の在り方としてはよくわかりますが、ちょっと理想論だな、、ってややクールにみてました。

確かに、中小は社長さん次第で従業員を家族同然に思っている会社も多いし、実際がんになっても手厚い中小もあると思います。

でも、中小企業は産業医も必要ない規模が多いし、正直社長の考えを変えるのは簡単じゃないので、、がんサバはゲームチェンジャーになれると言われてもね、、って正直思いました。

もちろん、こんな会社が増えるのが理想ですし、私もぜひ社長さんに伝えたい考えではありますが。。

「キャリアコンサルタント」
転職の場合は自由。仕事にどの程度影響するかを考えて必要あれば、あらかじめ必要な情報を伝えておく。

あと、よくあるのが面接で病気のことばかり伝えやすいが、企業側が聞きたいのは何ができるか、経験など仕事の話。

→なるほど。確かになって唸りました。
つい病気の話をしたくなりますよね。一番あたまにひっかかっているから。
でも面接だから仕事のアピールしないとですね。

「人事担当者かつがんサバイバー」
開示はその人の自由。開示することで害をうけることもある。
仕事が長期か短期か、会社との関係性にもかかわってくる。

がんサバであることは逆に相手をひきつける材料にもできる。
一定のスキルなどを伝えた上で、病気を強みとする。
例えば逆境を経験したことで粘り強さがあるなど。
病気を補う強みがあれば採用される。

→この方の発言は他の内容も含めて、とても説得力・納得感が私にはありました。ご自身がサバイバーでもあり声帯も失われている中で仕事もしている方なので、言葉の重みが違いますね。

私もがんを経験したことを強みにしたいですね。。
でも、リアルに面接でそれをアピールできるかはまだ自信ないですが、元気にさせられるお言葉でした・・

ということで、開示についての話が一番、私には参考になりました。

私も短期の仕事なら、私は特に言わなくても問題ない状況なので黙っているかな、、と思いますが、長期の仕事・長い関係性を作っていきたい会社の場合は言った方がいいだろうな、、とは感じています。

でも、まだ私はそういう面接にチャレンジしていないので、、どうかな??

あともう一つ、
参考になった情報はがん保険のはなし。

がんになっても入れる保険ありますか?という質問だったと思います。

FPの方の発言
「加入や支給にいろんな条件があるで高い金額を払っても保険金がでるかわからない。むしろその金額を貯金したほうがいいのでは。」

→やっぱりそうかも、、と納得でした。病気の段階にもよるので人ぞれぞれいろいろかとは思いますが。

そんな感じで、2時間あっという間のセミナーでした。
ちなみに、私は会員ではないので1000円払った有料セミナーでした。
でも、貴重な話もあったので、満足しました。

それにしても、サバイバーの仕事の悩み、話は尽きないんだな、、って改めて思いました。
また、いろんな情報を今後もお届けしますね。

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