秋と心の休息時間。
久しぶりに言葉が描きたくなって、
ここに帰ってきた。
今の私の気持ちをありのままに、残しておきたい。
ようやく長袖になった大学院1年生、10月。
就活生真っ只中で、夏インターンが少し落ち着いた。
最近の私の心は、とても忙しない。
去年望んでいた穏やかさはやっぱり持てていない。
就活を始めて"自分"を見つめることが多くなった。
私はどういう人生を歩んできた人間なのか。
なにが得意で、なにが苦手なのか。
これから私は、なにをしていきたいのか。
どの場所で、誰と過ごしたいのか。
考えれば考えるほど、はなから出口のない迷路の中に1人閉じ込められているような気分になる。
周りの言葉や行動で、さらに道が狭まるように感じる時もある。
私もあの子みたいに、したいを真っ直ぐ伝えられたら。
油断すると、引きずり落とされそう。
あの子みたいに周りを気にせず、自由気ままに生きれたら。
なんて、不安と嫉妬が心を満たして、
自分に嫌気がさす瞬間も数え切れない。
もがいて、苦しくて、抜けれなくて、早く終わりたくて、でも頑張りたくて、
そんな日々に疲れ、インターンの合間に大好きなモネを見に行った。
国立西洋美術館。睡蓮のとき。
この美術館で半年ぶりに見るモネの絵。
見る前は、モネに会える!と心がそわそわ。
長い列を並んで、ようやく目の前にしたモネ。
最初に感じたのは『なつかしさ』だった。
モネにおかえりって言われてるような気がして、
心があたたかくなって、
少し泣きそうになった。
順番に絵を見ていくと、
今までモネの絵を前にしても生まれなかった感情たちに出会った。
以前、友人が『同じ絵でも見る時によって感じ方が違う』という話をしていた。
私は今まで、そんなに多くの同じ絵を見たことがなかったけれど、
今回の展示会は何枚か見た事がある絵があって、
友人の言葉の意味がようやく分かった。
以前見た時は1番好きだった絵にそこまで心惹かれなかったり、
逆に好きだと思わなかった絵がとても心に刺さったり、
それでも相変わらず好きな絵もあったり、
他にもなんだか、こわいと感じる絵があったり、
自分の心が生きていると感じた。
そう、生きてる。
だから、心の休息ってとても大切。
身体は、ちゃんと食べて、ちゃんと寝れば回復するけど、
心は知らないうちに意外と疲れてて、
休ませてあげないといけない。
私にとってその手段は、絵だったり、本だったり、気合いを入れて作る料理だったり、noteに言葉を書くことだったり、
日常から切り離された、穏やかに充実した時間。
それにようやく、気がついた。
でも、忙しいとなかなか心を休ませるバランスがとれなくて、
私もまだまだバランスの取り方は初心者で、
それが涙になって溢れる時もある。
また忙しい日々が続くけど、
少しずつバランスの取り方を上達させて、
心を豊かにしてあげたい。
そのほうが、自分の未来への解像度も上がるように思う。
あなたの心も、休まる時間がありますように。
柚。