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母という生き物は、時に氷のように冷たい

息子が泣いている。それはもう、この世の終わりだという表情で。ちなみに現在中1。早生まれだし、まだまだクラスでは小さい方だけど、そこそこ大きい。まだ泣くんだぁ…と冷めた表情で眺める私。息子よ、近くにいるのに孤独だね。可哀想に…。

原因は英検3級の過去問。

明日の英検に向けて、過去問をやってみた。去年はギリギリ不合格だった。でも、丸1年経っているし、中学生になって英語の授業も毎日のようにあるし、塾も行っているし、Duolingoもやってるし、余裕だろうと思っていた。だけど、ボロボロだった。よく見たら、過去問は去年落ちた問題そのものだった。同じ問題なのに、去年より大幅にマルが少ない。どういうこと??

私は怒っていない。現実を受け止めろ。

さぞかし怒られたんだろうな…と思った方もいらっしゃるかと思うけど、私も(夫も)全く怒っていない。ま、仕方ない。意味不明だけどこれが現実だ。見直すしかない。でも、一緒に見直している間にも、前日にこれじゃ、絶対またダメじゃん…と、どんどんネガティブになっていく息子。辞めてもいいよ。でも、その場合、お年玉で受験料返してね。いたって普通のテンションでそれが言えた私は、なんて優しい母親なんでしょう!

人生2週目…?デジャブ感が凄い。

なんで1年前よりできなくなっているんだ?息子はというと、衝撃的な事実に打ちのめされている。結局、見直した結果、分かったのは圧倒的単語力不足。んん?この流れ、知ってる。完全にデジャブ。去年もそういう結論になった。そういえば、しばらく英単語のYouTubeとか見てた。そして、すぐ見なくなったわ。3日くらい…?

完全に思い出した今、同情の感情も励ましの感情もビックリするくらい湧いてこない。無。ゼロ。Nothing。よって、掛ける言葉もない、というのが冒頭の状況だ。残念ながら、泣かれたところで何も変わらないのよ。覚えておくがいい。母という生き物は、時に氷のように冷たい。息子よ、明日の健闘を祈る!


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