コミュニケーションが不足していたんだ

部活のことやら、塾のことやら、友だちのことやら、最近一人で悶々と考えることが多かった。（私の場合、年がら年中そうと言えば、そうだけど）で、考えた結果、そういう不満や悩み、モヤモヤの全部が、結局、コミュニケーション不足から起きているという結論に行きついた。「多く」じゃないよ、「全部」だよ！！ってことが、私的にとても大事なポイントなのだけど、それだって『目から鱗』のような気もするし、『今さら何を分かり切ったことを…』な気もする。

私たちは今、スマホという大変便利な機器を一人一台持ち、いつでも誰にでも気軽にメッセージを送れる。昔よりも格段にコミュニケーションを取ることが楽になった。電話なら、“通じない”ことがあって、その場合“かけなおす”ことが必要だったけれど、今はすぐに読まれなくてもメッセージを送っておけばいつか相手に届く。でもね、多分それは、コミュニケーションであってコミュニケーションとは別物なんじゃないかと思えてきた。事務連絡にはとてもよい。でも、何か大事なものが伝わってないし、受け取れていないのではないかと。

コミュニケーション【communication】
１ 社会生活を営む人間が互いに意思や感情、思考を伝達し合うこと。言語・文字・身振りなどを媒介として行われる。

デジタル大辞泉（小学館）

やっぱりそうだ。コミュニケーションは、意思と感情、思考を伝達しなくてはいけない。意思はともかく、感情と思考を電子機器を用いてのやり取りで伝えるのって至難の業。おそらくきっと、できていない。これだけ多くのモヤモヤが残っているというのは、やり取り＝コミュニケーションに不足があるからだ。うん、そうだ！

というのを、実感したのは、あるモヤモヤについて、同じくモヤモヤしている人とじっくり話す機会があったから。
話している間中、言葉にできない感情も表情や間、言葉選びで伝わって、
“それそれ！”　“そうそう！”　“分かる分かる！”　となって、モヤモヤが晴れる晴れる。そして、結局、モヤモヤの原因とも直接話した方がいいね、ということになった。スマホを眺めて、モヤモヤする時間は少ない方がいい。本当に伝えたいことは、怖くても面倒でも、ちゃんと伝えなくちゃ。