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#6 嗅覚障害と闘う


前回からの続きです。突然文体が変わります。

鍼に通い始めました。

鍼がいろんな不調に効くという話は聞いていて、気になる治療院もあって、でも家からちょっと距離があることと、何より金銭面から諦めていました。

だけど耳鼻科に通い続けた私の去年1年間の医療費は9万円。今の対症療法を続けるのは、これをこの先もずっと払い続けるということ。

9万もあれば鍼に10回以上通えたじゃないか。いやもしこれから通って、もしも耳鼻科に行かなくていい体になったら、そっちの方がよっぽど安上がり。

お小遣いで鍼に行く! と家族に宣言しました。

初めて行ったのは今年の2月。風邪からの副鼻腔炎が悪化してへろへろになり、耳鼻科の強い薬を飲んでいたときでした。

鍼灸師の先生はすごく丁寧に話を聞いてくれました。仕事のこと、家庭のこと、子どもの頃からの病歴、体質。食べるものや生活パターン。

そして私の身体を診て、説明してくれました。どういう体質で、どこが悪いのか。思い当たることがありすぎて目から鱗でした。

そして言われたのは、嗅覚障害の本当の原因は鼻にはないということ。体が弱っていると、一番弱い場所に症状として現れる。私の場合はそれが鼻だったということらしい。


鼻でよかったと思いました。

裏を返せば、今の不調をほっといたらもっと重大な病気になりかねないということ。鼻の症状は身体からのサインだったのです。

ところで、前に私は科学的な裏付けがほしいタイプだと書きました。昔は「鍼は健康保険がきかない=効果が実証されていない」と思い込んでいましたが、調べてみるとWHOも効果を認めていたり、人体の電流が流れやすいポイントを調べたら東洋医学的なツボと一致してたとか、面白い話も出てきます。

鍼の先生には、継続的に通って体質を変えていきましょうと言われました。それから、生活習慣へのアドバイスももらいました。

治りますよ、という先生の言葉に、希望が見えてきました。

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