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時空を超えて思いを届けよう

母は精査の為入院しました。
今回の入院に至るまで母との別れが近づいていると思っていました。
母への思いを伝えようと思っても
認知症の母は、私の思いを全て理解しているか定かではなく
こうなるまでに素直な気持ちを伝えることの大切さを痛感しました。
母を恨んだ時期がありましたが、今は母に感謝の気持ちを伝えたいそう思っています。そして安らいだ気持ちでいてくれたらいいなと思っていました。



1,まずは自分の状態を整えよう

母に対して私が出来ることはないだろうか。
そう考えたとき母が穏やかに、安らいで居られますように
その気持ちを祈りと感謝の気持ちを届けようと思いました。
wellビジの講師のせのさんにメールを打つと、
「有里夏が穏やかな気持ちでいることが一番大切だよ」とメッセージが返ってきました。

今まで教わったワークを沢山しました。日々の瞑想や気功体操、問題解決ワーク。自分の状態を整えることに集中しました。

皆さんにも、自分なりの整え方があるはずです。自分の内側にある言葉は相手に伝わります。

2,過去から未来を創造する

母との記憶を辿り思いを伝え、母の今を全て受け入れられる自分を設定しようとタイムラインセラピーを応用してセルフコーチングを行いました。
過去、現在、未来は一直線のラインで、過去の出来事は色んな意味づけをして私達の記憶として残っています。
簡単に言えばこの意味づけを変えてしまえば良いのです。
このセラピーで過去を再設定し未来の私へとチェンジしていくワークをしました。

0歳~現在までの私を俯瞰してみている自分と、年齢毎の自分からその時の母への思いを伝えるという事を繰り返し行いました。
私を産んでくれたこと、学校に通えたこと、可愛いアップリケをしてくれたこと、運動会で一緒に走ったこと、お祝いに赤飯を炊いてくれたこと、看護師を薦めてくれたこと、厳しく突き放してくれたこと、人生は辛い事の方が多いのかもよと慰め励ましてくれたこと
感謝の言葉と素直になれなかった謝罪の気持ち
様々な気持ちが溢れてきました。
母は一番の理解者だったのだと気付きました。
そして母は母以上の存在ではないかと体感したのでした。
このセルフコーチングのお陰もあり母の全てを冷静に受け入れられたと感じています。

3,コロナ渦のコミュニケーション

病院、介護施設は面会制限があって会えないご家族は多いと思います。
話したくてもドア越しの面会で身体に触れることも許されません。
そのもどかしさはご両親も同じ気持ちだと思います。
この現象は悔しく情けない気持ちも湧いてきますが
私達はその渦にのまれることなく、社会が正常な調律に戻るように
自分の役割をしっかりと努めることが恩返しだと感じます。
だから、自分を信頼し自分らしくいることが
離れている大切なご両親の最高の敬意の表れだと感じています。


4,祈りは時空をも超える

過ぎ去った過去には戻ることは出来ませんが、その時の感情、思い込みは切り離す事も可能だし再設定することが出来ます。
数々の思い込みに囚われて、素直になれなかった自分。
ごめんなさい、ありがとう。
その思いや振る舞いや信念が声ではなくエネルギーとしてご両親に届くのではないかと思います。



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