見出し画像

思い出は五感で感じる

3月20日、母は家族に見守られながら旅立ちました。
まだ涙が出てきます。でも、母の笑顔を思い出すと自然に笑みが溢れます。
それと同時に母を思うと身体が温かくなって幸せを感じます。

今日は母を感じました。
まだまだblogは書けないと思ったけど、嬉しくてパソコン開けました。


1,写真で母を偲ぶ


母が亡くなって悲しいとか寂しいとか感じる間もなく葬儀の準備が行われました。
私は家に帰ってからの記憶が曖昧で、まだ夢を見ているようです。

葬儀は家族葬で行いましたがその前に近所の方、古くからのお友達の方々に兄と私が作った動画と写真のスライドショーを見て頂きました。
写真を飾った即席のフォトギャラリーも設置しました。

施設に入る時、お友達や近所の方に挨拶もそこそこに入所した為、皆さんお久しぶりの対面。

涙あり笑いありの母との別れです。
このフォトギャラリーとスライドショーや母の声が鮮明に残る動画は
皆さんが日々幸せを感じ過ごせますようにと、母と私達からの感謝の気持ちの現れです。

保育園からのお付き合いのある友達のご両親も駆けつけて下さいました。
車から電動自転車に愛車を変えたおじさんや、少し痩せたけど変わらずに美人のおばさんに会えて嬉しかったり、懐かしかったり
色んな感情が交差してました。
母を慕って、思ってくださって感謝の気持ちでいっぱいになりました。


2,アルバムの大捜索


兄が写真のスライドショーを作り直したいから、もっと写真が欲しいとアルバムの捜索を頼まれ一緒に探しました。
母の若い時からの写真を盛り込んで超大作になると張り切っている兄ですが、そのアルバムは何度も探しているのですが見つからなかったのです。

納屋にあるタンスの引き出し、衣装ケースや押し入れは一度確認していますが見つかりませんでした。

精神的に不安定な時期があったのでもしかしたら処分してしまったのではと兄弟たちの憶測が拡がります。

今日は母の衣類を整理するため断捨離を行いました。

断捨離を進めていくと・・・
一番下の角の衣装ケースが思いのほか重くて違和感を感じ、ケースを開けると…なんと、アルバムがあるじゃないですか!!

あったー!!
母さん、疑ってごめんね~
拍手喝采!!

多分、母が導いてくれたのだと思います。
「捨てるわけないじゃい。」と笑いながら言っているようです。
探し物は身近なところにある、宝物は身近なところにあるって言いたいのかな?

そんな事を感じていたら、また身体が温かくなっていました。
写真のスライドショーの完成が楽しみです。


3,いつまでも残る思い出


私達には五感があります。
亡き人を思い出すときはどんな風に思い出していますか?

視覚:写真、動画、よく行った場所
聴覚:録音しておいた声、思い出の音楽
触覚:手を握ったりしたときの肌のぬくもり
嗅覚:いつも身に着けていた香水、洗濯の香り、汗の匂い、
味覚:一緒に食べた好物の食べ物

私もアルバムや母の声、まだ手に残っている母の手の感覚などを感じながら
母を思い出しています。
でも、これらはいつもあるものではありません。

私は体感覚、身体で母を感じることが出来るんだなとわかり
いつも一緒にいる気がします。
困っているとその答えを教えてくれるように身体を通して感覚で教えてくれる気がしています。


4,終わりに


母が残してくれて物は沢山の思い出と、私達への愛でした。
介護を通して私に教えてくれました。
私の身体に温かいものが流れているのは
母が残してくれた愛なんです。
それに気づけた事に幸せを感じます。

まだ、別れの時のことは書けないけれど、母から学んだことや
母の介護を通して感じたことなどを書いていきます。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?