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「ミルクを飲んで欲しい」は承認欲求だった #生後218日


清々しい一日を過ごそう!と、
たとえミルクを飲まずとも、目の前の息子を目一杯愛そう!と、
そう決めて起きたのに、
朝から哺乳瓶を全力で拒否されて泣き出してしまう。

隣の部屋の夫が勘づいて、深夜帰宅だったのに起きて来てくれてしまう始末。

私が泣いている間、息子と遊んでくれる夫。

夫の方が疲れているのに申し訳なさ過ぎて、
自分の心が弱くて無能すぎて、
そしてまた「飲んで欲しい」と思ってしまう自分に嫌気が差して、
素直に愛せていないのでは?と不安になって。


でも、なぜ?
なぜ飲んで欲しいの?

栄養面もまだ離乳食からとれる分なんてわずかだから足りないだろうし、脱水も心配だから。

とりあえず夜間は哺乳瓶でしっかり飲めてるんだから、栄養面は大丈夫じゃない?
離乳食も少なくとも食べているんだし。

脱水だって、スプーンとかで20mlとかでも、少しずつ飲んでいれば大丈夫じゃない?
もう夜間授乳してないよ~って人は、夜中10時間とか空く人もいるんじゃない?
それが日中になってるってだけだとは思えない?

それはそうだけど……
なんでか分からないけど、飲んでくれないと涙が出る。

どうしていつも哺乳瓶で飲ませたいの?

そのほうがたくさん飲めるし、飲みやすい?から。

本当に?
本当にそれだけ?
コップ飲みとか出来るようになったら、哺乳瓶である必要ってある?
むしろ、どのみち哺乳瓶だって卒業するんだし、どうして今更、哺乳瓶がいいの?

それは……
哺乳瓶でも大丈夫だったって思いたいからかも。

母乳じゃなくても、大丈夫だったって。
私が母乳やめようとしたから飲まなくなったんじゃないってことを証明してほしいからかも。

……私、赤ちゃんに認められることを求めてた……?
嘘だ。そんなはずない。
赤ちゃんにそんなこと求めるなんて有り得ない。

いや、そうなんだ。たぶん。


別にめちゃくちゃこぼしながら、日中はコップ飲みやストロー飲みの練習でよくない?
その方が、何だかんだ哺乳瓶で粘るより量を飲める可能性高くない?

確かに、そう。
哺乳瓶ダメだったら諦めてしまうんじゃなくて、
1回トライしてダメなら気持ちを切り替えて少しでもコップやストローで飲めたら、
こぼしながらでもいいからゴクゴク飲めたら、哺乳瓶で飲めるようになるより、ずっと嬉しい。

そうだよね?
じゃあ、泣いてないで、あとはただやるのみだよね?

うん。そう。
仰る通り。ありがとう。



なぜ、なぜ?
を繰り返したら、本音が出てきた。
赤ちゃんに認められたいとか、私どんだけだ。
どんだけ甘ったれなんだ。

もう、「私は母親失格なんだ。」と自己嫌悪にはなぜか陥らなかった。





そんなことを考えながら、今日は育児相談に行ってきました。

栄養士さんに、まずは現状を説明。
ここ数日の息子の食事はこんな感じです。

6:00 起床、離乳食20g、ミルク20ml

9:00 ミルク20ml

12:00 離乳食60~70g、ミルク20ml

15:00 ミルク20ml

18:00 離乳食60~70g、ミルク20ml

20:00 ミルク10ml

22:00 ミルク180ml

翌2:00 ミルク180ml

大体の目安です。
日中どこかで50mlとか飲める時があるので、
1日平均500ml超えるかな?くらい。

哺乳瓶では、寝てる間しか飲めなくなっています。
日中は咥えさせようものなら全力拒否なので、マグやらスプーンやらストローやらでちょびちょびっと飲む程度です。

結論、このままで行きましょう!
でした。

聞きたかったことを聞いて、いただいたアドバイスは以下の通りです。

・離乳食は出来れば80~90gくらいまで摂れるように持っていきたい。

・母乳はこのままやめていいと思う。

・日中は哺乳瓶を克服させるより色々試して、むしろコップ飲みの練習くらいの気持ちで。

・夜間授乳は大変だけどここで摂取量をキープできているから続けた方がいい。

・ミルク以外で水分を足す必要はない。とりあえず水分は足りている。

・ミルクはちょこちょこ飲ませると空腹感が分からなくなるので、最低でも3時間おきに留めること。


とりあえず1ヶ月これで続けてみて、途中で飲んだり食べる量が増えてくればOKだし、
それでまた体重が減ったりするようなら考えようということでした。

あれこれ調べて焦ったりするより、専門家に聞く方がよっぽど安心できるし、大丈夫と思えるのでした。

案外、栄養士さんの反応が深刻なものではなかったのも大きいかも知れません。

息子も、今自分が置かれている状況に適応しようとしてくれていると思うと、
夕方のギャン泣きも、お腹空いていそうだし飲みたそうなのに飲めなくても、
「ごめんね。ごめんね……。」ではなくて、
「飲みたいよね、ありがとう。」と言えて、もう私は泣かないで対応できるのでした。

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