見出し画像

映画:心が叫びたがってるんだ。

memo

公開開始: 2015年9月19日
視聴時期:2020年2月

▼Amazonプライムビデオ


インプットめも

あらすじ

秩父の高校で催される地域ふれあい交流会の実行委員に任命された四人を中心に、ミュージカルを上演する話。実行委員に選ばれた四人はそれぞれ「ちょっとひっかかるもの」を抱えている。それらをミュージカルを通して解消していく。
主人公・成瀬順はしゃべることができない。無理にしゃべろうとするとお腹が痛くなる。でも歌でなら思いを伝えることが出来ることがわかる。
坂上は積極的ではないものの、「他の人を指名すれば委員を抜けてもいい」と言われると気が引けて引き受けてしまう。
田崎は野球部のエースだったけれど怪我で戦線離脱を余儀なくされる。それでも部活に顔を出して後輩を指導するも煙たがられてしまう。
仁藤は中学時代に坂上と付き合っていた時のことを後悔している。順の話ばかりするようになった坂上が順を好きなのだと思い、自分の気持ちを押し殺して応援しようとする。

感想

冒頭五分の父親の胸糞がすごかった。
お母さんにもその対応は……と一瞬思ったけど、お母さんだって一人の人だもんな。元凶が「お前のせいで」なんて何言って、こいつ……と絶句する(してない)。

坂上君がイヤホンで音楽聞きながら自転車乗っててビミョーに時代の変化を感じる。有線イヤホンで音楽聞いてるシーンがいくつかあったけど、これも時代……になりつつあるんだなぁ。

順がしゃべれないことを母親が「みっともない」と思っていることが衝撃的。おそらく場面緘黙症だと思うんだけど、病院に連れて行こうとか思わないのかな……心配じゃないの……?
救急搬送された順を心配する様子もなく「また腹痛?」「そんなに私が憎いの? 嫌がらせ?」となじる。
いっぱいいっぱいになっている、という部分に理解を示してみないとただの毒親にしか見えない。理解を示しても毒なんだけど、なりたくてなってる毒じゃないだろうなぁ。
ミュージカル本番を見ているときに、そんなつもりじゃなかったみたいなこと言ってたしな。お母さんの心の叫びも聞こえるよう。

途中で出てきた瓶カルピスいいね。

田崎くん「普段部活で短いスカートひらひらさせて」のくだりは完全にセクハラです。

順の「知ってたよ」があの日見た花の名を僕たちはまだ知らないの本間芽衣子の「知ってるよ」というセリフを思い出させて……こみ上げる。つらつらのつら。

最後の二重合唱はやっぱりいいなぁ。
秩父でのイベントでもやったけど、これ好きだな。

ラストで田崎くん「告白してくるわ」って順に告白しに行くんだけど、どうかフられてほしい。落ち込みつつ、でもあきらめるつもりなんか全くなくて何度も何度もすきだと言い続けて順を絆してほしい~。
見始めではちょっとむかつくキャラだった田崎くんがほんといいキャラになって……。すてきな大人になってください。

ご覧いただきありがとうございます!