ミソギ
2021.09.28(最終更新)
湯船に浸かる事のできない生活に移行して数ヶ月が過ぎた。
肌を清浄に保つために、なるたけ自分の体温に近い温度設定で、手早くシャワーを浴びる。冬になってもゆっくり湯船に浸かれないままのカラダなのかなぁと思いながらTempalayの新譜を今聴こう、今だ!と、ふと思い立ってはじめて再生した(2021年8月30日14:41)。
音源が公開されている事は、何となく頭にあった。
8月13日〜22日までの期間は身体の不具合への緊急的な対処に追われ、それ以外の隙間は全てといって差し支えないくらいに書いていた。寝食なんて思考をかすめもしない、気づくと書いている。なので聴けていなかった。
時々「すこし張り詰めすぎているなぁ」と思考の隅に言葉が浮かんだが書くのを止めることは出来ず、noteがポップアップで知らせてくれるまでは2週間の経過に気がつけなかった。時折時計は見たように思うが、それはただの風景の一部か数字だった。書くことを表層意識で気づいて止めるという行動選択を行う事ができなかった。体感的には数日の感覚(この表現もこれでほんとう?というくらいに時間というものの中にいるような気がしなかったの)で、まるで現実味がなかった。
わたしは、時間を直線状のものだとは捉えていない。現実的な感覚としてこういうことが起こると(体感)、2011年の頃の自分の結論はさらに確信じみてきた。2021年時点でのわたしのカラダはしんどい状況ではあるが、かえって精神は研ぎ澄まされる、清々しい心持ちになれるところまで来られた。
Tempalayのこの曲を聴いて、お風呂に浸かってあんしんした気持ちになれたよ。すごく久しぶり。
ありがとう。
ありがとうは奇跡とも捉えることのできる、おそらくはこの国特有の言葉です。
とくべつな言葉。
(たぶん、謝意を述べる言葉のルーツに『有り難い≒めったに起こりそうにない』の意味を含む御礼言語は他国にない)
ありがとう。
とてもきもちがいい。
「あびばのんのん」 |Tempalay《テンパレイ》(発表年・2021年)
https://youtu.be/jY33kMPfopI
member
小原 綾斗・藤本 夏樹・AAAMYYY (敬称略順不同)
これからの新しい時代を牽引してゆく(している)のは、「音楽を司る」人達です。
唄うひと、奏でるひと、鳴らすひと、
照らすひと、舞台を設えるひと、描くひと、
流すひと、機器を造るひと、踊るひと、演者の健康管理に携わるひと、
音楽に関係する、あらゆるひと。
観るひと、聴くひとも同様と考えてください。
ですが、新しい時代を造るのは全員です。
老いも若きもなく、全員でチームでです。
また、牽引の立場につくひとがその自覚を持つか持たないか(意識するかしないか)も、個人の自由です。
知らんがなマインドで唄うのも聴くのもどっちもいい。
かたよらないことが何より大事です。
偏らないためには全体を注意深く見つめ続けねばなりません。
これは、2014年頃には自分の奥の方で音を成して得た確信に近い予感でしたが、文字にして、公の場に放つまでにはわたしに勇気が全然足らなかった。
ようやく、2021年8月13日にあらゆる決意が固まりました。
ちゃぷん。
「あびばのんのん - EP」4曲 / 2021年9月8日リリース
2021.8.30
2021.9. 1 note 新機能「ルビ」試行導入 第一段テキスト
2021.9.19
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