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【イギリスの保育園事情】疑問だらけ

私が働いている保育園では、「保育園や政府が定める規定」と「実際の現場で起きていること」に大きな乖離が生じていると思う。

・衛生面

マグ
どこも汚いが特に水場が汚い。各自のマグがあり朝、昼、スナックタイムの時に水が提供されるが、食事後には絵具とかグリッター(ラメ)が散乱している水場に、マグは放り投げられる。そして、次の食事までに、マグを水で流し、新しい水を入れて次の食事でまた提供している。

ネイル
保育士の大半が、ネイルをしている。長く、派手なものが目に付く。そして、彼女たちがしっかりと手を洗っているとは到底思えない。おむつ替えをした後に規定通り手を洗っているのは、私だけだと推測できる。食事では、よくブルーベリーが出るが、それをスタッフが親指と人差し指でブシュとつぶしてから、こどもたちの前に投げる(動物に食べ物を与えているよう)。


昔コンタクトレンズを作る際に、爪が長いと爪の内側に潜んでいるバクテリアがコンタクトについて目の病気になると学んでから、爪を伸ばすことが嫌いになってしまった私にはギョギョっとする思いである。あの手でたくさんのオムツを替え、石鹸で手を洗うことなく、食べ物に触れる、そして、赤ちゃんたちに投げる…うう、苦しすぎる。

・健康面

光の届かない部屋
赤ちゃん目線の窓がない。外が見えない閉ざされた空間で、朝7時半から夜6時まで過ごす赤ちゃんもいる。庭はあるが、めったにでることはない。お昼寝の部屋も暗くしているので、全然外の様子がわからない。ビタミンB不足が心配だ。

・安全面

けがのリスク
尖ったものや、メインテナンスが必要なのに放置されている用具がある。段差や角も多くていちいちひやひやする。一応保育園の方針で「リアルなもの」を置く好む傾向にあるが、私は見ていて怖い。

よく「口にいれないで」とスタッフが赤ちゃんたちに言うが、それならばおかなければ良いのに、とひたすら思う。

・備品不足


赤ちゃんの保育料は£60程。今の為替で言えば、1日12,000円。とにかく、高い。(働いている側としては何も問題ないが)そんなに徴収しているのに、オムツ、おしり拭き含め備品が足りなくなることがしょっちゅう。(こちらは保育園がオムツおしり拭きを用意)なくなってからオーダーするので、サイズの合わないおむつを使いざるを得ないことが多い。


とりあえず、今ざっと思いつく保育園内の疑問。正直、我が子があかちゃんのときに£60を払ってまで預けなくて良かったと心から思う。

悪口続きなので、次回は良い話をしたい。かなり難しいように思えるが…可愛い赤ちゃんの話ならできるはずだ。

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