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通訳ガイドという職業の可能性
こんにちは。Kiwi PR合同会社の植田聡子です。
昨日、クライアント案件で、通訳ガイドの方が多く集まる交流会にリクルーティング目的で出展してきまして、いろいろ感動したので共有します。
これまでの通訳ガイド
私が10代の頃、通訳ガイド=難関(英検1級レベル)、というイメージがありました。今ももちろん合格率は1割程度の難しさなのですが、当時語学を勉強している人にはいつか受けるかもしれない、身近な難関資格という感じ。
年齢感じるからこそっと言うと、当時NHKの英語系のテキストの広告に「ハロー通訳アカデミー」という通訳ガイド養成校の広告がしょっちゅう掲載されてました。合格者は晴々と集合写真で笑顔。通訳ガイドの資格に合格しないとガイドの職業には就けなかったわけです。
そして時を経て、2018年に通訳案内士法が改正。
通訳案内士とはつまり「訪日外国観光客に対して、外国語で通訳を行ない、または観光案内をする者で、それによって報酬を得ている者」。
法改正で無資格でも通訳ガイドとして報酬を得ることができるようになりました。薄々お気づきでしょうが、東京2020を目前に、有資格者だけではインバウンドが対応できない〜〜ということだったわけです。
その後、コロナ禍に突入。おそらく有資格者の方、無資格でもガイドをしていた方、双方、厳しい時期だったとお察しします。インバウンドが来なければ通訳ガイドは仕事がないのですから。
通訳ガイドの現状
2023年。
都内にも京都にも観光地の至る所にインバウンドが増え、通訳ガイドは圧倒的に不足しています。日本の魅力を言葉できちんと伝えられる、一定の教養と言語力、そしてこれまでの人生経験、コミュニケーションスキル。
こういうスキルがある方には、まさにまさに願ってもない追い風が、今、日本にやってきています。地方創生、地方を盛り上げたいと思っている方に絶好のチャンス。
ガイドをしたいと思う人たち
今日参加したガイド交流会。こんなに優秀で教養高い、そしてみんな明るく、楽しい!こんな素晴らしい人材がたくさんいるのだ!!!と、感動しました。何十人の方と名刺を交換し、限られた時間ではありましたが、会話しました。
アート、建築、スポーツ、歴史、伝統文化、食。
得意な分野の話をする時の皆さんの楽しそうな表情!!
ただ一つ気をつけてほしいこと。自分の知ってることを全て話さないと気が済まない「教養マウント」タイプの方はガイド向きではありません。ガイドはあくまでもゲストが気持ちよく快適な旅をするアシスト役。自分が、自分が、と主張するタイプではなく、ゲストが望むことを心地よく提供できるコンシェルジュ的なコミュニケーションが必要です。
クライアントの代表が、ラグジュアリーのツアーガイドに求めること(語学力は当然として、その上で)を3点挙げました。
フレキシビリティ
人間力(人生経験)
一緒にいて楽しいと思わせるコミュニケーション
ロボットみたいに決められたタイミングで決められた説明をするのではないのが、通訳ガイドのお仕事。ホスピタリティってまさにこれだ!
通訳ガイドってAIに乗っ取られるような仕事じゃないんだよな、って改めて思った1日でした。
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