ひとり起業はスペシャリストじゃないほうが向いてるかも
こんにちは。Kiwi PR合同会社の植田聡子です。
MBA、経営を学ぶために大学院に入ったわけです。勉強にもなるし、自分の曖昧な知識を体系的に整理できるし、人脈も明らかに広がっていく。
一方で、机上の理論ばかりで本当のビジネスはできない、ということもパラレルな思考ではヒシヒシと感じています。
経営やマーケティング、財務などを幅広く知ることで、その知識の蓄積から判断できることもあるでしょう。
例えばAIが判断するためにはたくさんの事例が必要で、それによって傾向を分析し、結果を導き出すわけですよね。(そんな単純じゃないぞ、というツッコミあったらすみません)
MBAを持っている方でもやはり売れない人もいるのです。
いくら机上でビジネスプランを考えて、マーケットや他社を分析する。
いいサービスを開発できても、営業ができない人もいる。営業が得意と思っても、分野が異なると営業の手法から全く通用しないこともある。土地売るのと、食べ物売るのと、化粧品売るのと、金融商品売るのはやはり手法も知識も全然違いますから。
学歴がなくても、人たらしというか、なんとも応援したくなる人もいます。
結局、批評家より手足を動かして、頭使ってアクションして、初めて「モノが売れる」んです。トライアンドエラーを繰り返しながら、精度を高めていくのが近道だよなと感じます。WEBサイトを作って、あとは検索されて、自然に問い合わせが来るとか、そんなことはないんですよ。
私はPRが本業ですが、総務も税務も接客も顧客サービスも浅いながら経験があります。本業一筋みたいなキャリアの方に比べ、回り道をしたことが自分の弱みのように思っていましたが、ひとり起業してみると、意外とその回り道が向いているかもと思いました。だってひとり起業は一人でいろいろやらなくてはならないのですから。
例えばプログラミングがすごく得意でも、ひとりで会社を興したら、それを売る人材が必要になってしまう。スタートアップで即、人を雇える資金力があるならいいのですが、最初のうちは初期投資がじわじわ減っていく期間もあります。
ひとり起業は経営しながら本業もがんばり、細かい事務仕事もやって、営業もしなくてはならない。一人何役もこなせる幅広さが求められるのです。
黙ってても商品が売れていく「チャリンチャリンビジネス」をするための情報商材などを販売している人もいますが、私からするとやはり虚像のように思えます。
そして、PRを通じて経営者の方々と接していると、なんでも自分で頑張ろうとしない、うまくスタッフに信じて任せられる人材がいるチームは強いなと思います。ひとり起業はどうしても「ひとり」ですから、アウトソーシングなど信頼できる外部人材をうまく頼って、本業に注力できる体制づくりが自分の課題です。
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