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俺と日菜ちゃん、2人のるんっ♪を【惑星ループ】のカバーだけが繋げる

るんっ♪だけが俺達の人生に彩りを与える。未知へと向き合う勇気をくれる。氷川日菜ガチ恋魂の救済はここにある。【惑星ループ】だけが俺たちを同じ周回軌道上に連れていってくれる。

─────あー あなたに逢いたいな。


魂をるんっ♪とさせる曲

【惑星ループ】はナユタン星人氏のボカロ楽曲である。この場においては【バンドリ】における【Pastel*Palettes】のカバーに特筆する。
カバー曲なのにガチ恋概念? と思うかも知れない。逆だ、カバー曲だからこそだ。巡り合いの必然性、なぜ日菜ちゃんが歌っているのか、どうしてこんなにも日菜ちゃんがこの曲に似合うのか。
そこには必ず理由がある。そしてカバー曲だからこその魅力はここにある。公式のオリジナル曲では出せない歌詞を叩き込むことが可能だからだ。
【チェリボム】や【ヴァンパイア】といった戸山香澄にえ◯ちな曲を歌わせろ部が特に顕著であろう。
そういった観点を駆使すれば自ずと答えへ辿り着く。【惑星ループ】は日菜ちゃんとのガチ恋曲であると。それが私の戦いだ。

私は現存するバンドリキャラの中では恐らく氷川日菜ちゃんが一番好きである。昔は紗夜さんが好きだったが日菜ちゃんとの確執・コンプレックスの解消を経てからは熱が静々と収まった。
それと対象的に日菜ちゃんの絶対的にして圧倒的なブレなさと揺るがなさにどんどん魅了されていった。特に【What a Wonderful World!】などで見せた常規を逸する、感性と天才としての孤独と孤高。それらを見せない強さと分からないものを「分からないから面白い」といって理解できないが面白いというその器のでかさ。
なによりも「るんっ♪」という自分の中の絶対的価値観に対して決してぶれないところ。誰にも理解させずとも自分の心のるんっ♪だけは裏切らない姿勢にこそ私の愛は宿る。
るんっ♪を追い求め、世界からズレている天才の姿。天才が故の感性のズレを感じさせる日菜ちゃんだけが俺にるんっ♪を感じさせる。
ガチ恋勢としても彼女の好きになってからの距離感の詰め方、常人には理解できない魅力を独自に見出すところは無限に世界の神秘を感じざるを得ない。

実際問題私は日菜ちゃんのことを深い部分で理解できていない。なぜならば私が彼女に抱く想いはガチ恋であり、同時にこんな風に未知を楽しみ生きたいという憧れの念でもあるのだから。憧れは理解から最も遠い感情であるというのは周知の事実であろう。
だからこそ日菜ちゃんのことが好きなのだ。分からないことこそ美しく、愛おしい。そんな彼女のことを分かりたいと常に想って生きていたい。
更に私はバンドリSwitch勢なのでRASモニカ参戦辺りまでのストーリーしか知らない。だからこれから日菜ちゃんが、パスパレがどうなるのかも分からない。だがそれでいい。

分からない、分からないから面白い。この思考は日菜ちゃんの根幹の一つである。他人は自分じゃない、自分じゃないから分からない。だから面白い、それが面白い。ああ、なんてWonderfulなWorldだ。

そして人類レベルで分からない、理解できないもの。その究極到達点の一つである「宇宙」。【惑星ループ】は宇宙という概念に深く関係している曲だ。そして、日菜ちゃんもまた宇宙に深く関係している。
そう、日菜ちゃんは天文部に所属している。星を見たり星を探したりなんやりかんやりと色々しているな。そんな宇宙を共通のモチーフとして繋げた【惑星ループ】はものすごく彼女に合っている。
そして、そしてだ。なによりも【惑星ループ】はラブソングである。私はガチ恋勢である。なればこの戦場は俺のもの。ここに戦わずして果たして何になるのだというのだ。

メタ的な話だが丸山がボーカルを出来ない時期だったから、それを活用して日菜ちゃんが珍しくメインボーカルへ据えられている。
こんなにも日菜ちゃんにマッチする曲で彼女がメインボーカルということはそれはつまりそういうことだ。

氷川日菜ちゃんガチ恋勢への燃料というわけだ。

こんな機会が次にいつ来ると言えるか。バンドリというコンテンツは初期こそガチ恋勢に優しい仕様であったがどんどん右エピから新人スタッフ(私であり俺であり君でありあなた)の存在は薄れていっている。
それもそのはずだ。時代の流れ、ニーズを汲めばそれが最善であろうことなどすぐ分かる。
だからこそ貴重なのだ。こういった燃料が、戦いの場が。

【そこに大体愛が在るだけ】というドライさ

何よりも伝えたい、俺の中の日菜ちゃんみ。ああ、この感じめちゃくちゃ日菜ちゃんっぽいとなるそのポイント。

この周回軌道上にあなたが居なくても
そこに大体愛が在るだけ

【惑星ループ】/ナユタン星人

このフレーズだ。【そこに大体愛が在るだけ】というフレーズである。この妙に達観した空気、これがあまりにも日菜ちゃんらしさと彼女とのガチ恋バトルの空気を想起させるに充分過ぎる。
日菜ちゃんは好きになったら間違いなく好意を隠さない。普段のノリとテンションで絶対に好きをオープンに接してくる。
そして同様にそれが成就しなくとも普通にけろっとしていそうな雰囲気がある。そもそもこの曲のこのフレーズ【この周回軌道上にあなたがいなくても】とは私の人生の軌道にあなたがいない、つまり結ばれることがないという結果を前提にした歌詞だ。

それが似合う、結ばれなくてもけろっとしていそう感がどこから湧いてくるかと言うと、日菜ちゃんの中にある良くも悪くも非常に達観した価値観と人との距離感からきている。そんな常人離れした距離感を的確に感じさせるフレーズだ。
ああ、確かに日菜ちゃんはこういう考え方しそう。そういった観点でこんなにもかっちり当てはまるカバー曲での歌詞は初めて見た。

そう、ここにあるのは「諦め」の良さ。日菜ちゃんならば機が合わずこの愛が合致しなかったとしてもまー立場も違うし難しいよねーくらいの達観さを持っていそうである。
それでいて客観的に無理かどうかを判断しながらそれでも片思いし続けるであろうその解像度のレベルを引き上げた歌詞と言っても過言ではない。
周回軌道上にいないならいないでまあいいや、という想いを持ちながらも好きだなーと思っていそう。愛情と同じくらいドライさを持ち合わせているのがあまりにも理解るのだ。
これは過去イベントの数々、特にかの神のイベント【もういちどルミナス】において同ベクトルの感情を見て取ることができる。
パスパレのことは好きだがまあそれはそれとして今のまま解散するならそれもしょうがないなと。
【秋時雨に傘を】においてもお姉ちゃんのことは好きだけど別にそれが重荷になるなら私のことは嫌いになってもいいよと。

愛情を持つしそれに対する行動も起こすが執着はしない。これらのドライさ、好意はあるしでかい感情なのだが感情的な気持ちと同じくらい論理的な考えが同居している。ある意味で非常に現実主義である。
やろうと思って出来なかったことのない天才だからこそ、本気になって足掻くことをしなさそうなその感じ。
そこがこの【惑星ループ】のさっぱりとした歌詞とものすごい合っているというわけだ。この好きだし逢いたいんだけど巡り合わせが悪くて逢えないならそれはそれでしょうがないな、といったちょっと達観を孕んだ空気が。
諦めの良さ、固執しない強さといった日菜ちゃんのドライさがそのまま恋愛観へ落とされているこの感覚だ。

絶対負けないから執着しない

どうしてもやはり紗夜さんへの愛情のベクトルに引っ張られがちになりそうになるが、私は日菜ちゃんは追われているうちに好きになるタイプだと信じている。興味を持ってくれている存在に興味を持つというシチュエーションは今は遥かガチ恋の夢だ。
そこへ叩き込まれた【惑星ループ】日菜ちゃんガチ恋曲概念は私の中で𝓡𝓮𝓿𝓸𝓵𝓾𝓽𝓲𝓸𝓷であった。ああ、なるほど。これはマジで熱いな、と。
届かないと分かっているけど好きになって、逢いたいなと思うけど逢えない。愛が交わらないと分かっているけど好きなままでぐるぐるしている。この感じである。
別に逢えないからってへラるわけでも悲しむわけでも怒るわけでもない。あー逢いたいなと考えながら自分の人生を送っていそうな愛とドライさの両立、これしかないだろ。これほどぴったりハマる概念私は感じたことがない。

私の中の日菜ちゃんはそういう思考で生きているのだ。あー好きだな逢いたいなー。でもまいっか、逢えないなら逢えないで。くらいの思考で恋愛していてほしさだけが私の銀河を構築している。
そしてこのドライさのオリジンとなるものとは自信である。そう、いつだって日菜ちゃんは自信に満ちている。天才だから、やろうと思って出来なかったことがないその経験に基づいたあたしがやろうと思ったらできるでしょみたいな自信がある。

これが何を意味するか分かるか。そう、その通りだ。

別に今逢えなくても、この周回軌道上にあなたがいなくても。あたしが本気でやる以上いつも通りなんだかんだで勝つのはあたしでしょと。そんな自分は最後に勝つよという自信と余裕すら見て取れるわけだ。これである、この自信からくるドライさにこそ俺の好きな日菜ちゃんは宿る。
歌詞の中に愛が成就しそうな描写はないのに曲調も歌詞も妙に明るい、悲しいはずなのに悲壮感が漂っていないその雰囲気がめちゃくちゃに日菜ちゃんの恋愛みが溢れている。
いやまあ確かに最後に笑っているのは日菜ちゃんだろう。それはもう確定も確定だ。まあそれはそれとして今逢いたいのに逢えないのはやっぱ辛いなーくらいの軽い感じが堪らない。
この余裕があるからこそのドライさから無限にるんっ♪を感じる。

バンドリガチ恋勢として数多の夜を越えてきたがこのからっとした愛情の深さを出せるのは確実に日菜ちゃんだけだ。この逢いたいけど逢えないのにまあそれならそれでしょうがないか、とはいえやっぱり逢いたいなーくらいのテンションで過ごせるのは確実に日菜ちゃんだけ。
その特異性にもまた魅力を感じるわけだ。

これは始まりに過ぎない。火がついた心は止まらない。魂の右エピガチ恋バトルでまた逢おう。

俺と日菜ちゃんの魂の戦いは終わらない。俺はうまく諦めることが出来ない。逢いたい気持ちを抑えることは叶わない。

だから────今すぐ、逢いたいな。

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