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ガチ恋でなにが悪い。俺虹だけは忘れてやらない。八景島シーパラダイスだけが俺たちの青春コンプレックスを浄化できる

ここにいる間、上の記事に書いてあることは全て忘れろ。

"俺虹ぼざろ最強のカップリング"を見せてやる

おしえてやろう、俺たちが何処へ向かえばいいのかを。それは八景島シーパラダイスだ。ずっと探していた大切な何かとはここにこそ存在する。

このように八景島シーパラダイスにてぼざろのコラボが行われている。
私にとって八景島シーパラダイスとは今は遥か我が人生の象徴である【はるかなレシーブ】とのコラボ地であるがそんな事実も今は遥か、ここにおいては触れないものとする

なぜこの話を取り立てたのかというと例によって例のごとく等身大パネルが存在していたからだ。なればそこは俺の戦場。

しかし考えることがある。いや、向き合う必要があると言い換えても良い。キャラ単体で見たらお前はぼざろで誰が一番好きなのかという事実を。
事実私は安直なので【カラカラ】に引っ張られそりゃまあ山田だろと深く考えることもせず生きていた。

だが此度の戦い、等身大パネルがあるというのであれば話は別だ。ここに至るは数多の研鑽、築きに築いたガチ恋塚が見えた。
そう、向き合わざるを得なくなったわけだ。俺はキャラ単体で見たら誰を選ぶのかを。【八景島シーパラダイス】はそれを試される地であったと言っても過言ではない。

そう思った時、私は過酷な現実に直面せざるを得なくなった。果たしてぼざろはキャラガチ勢、即ちガチ恋勢へ優しい作品なのであろうかと。この場における結束バンドキャラの等身大パネルも”そういう”用途ではない。
フォトスポットの一つ、あくまでも等身大の切り取られた風景の残存証明、そこに彼女たちが居たという事実の証明にしか使われていないように感じた。

3月の八景島シーパラダイスということでとてもとても人はたくさんいた。当然パネルの写真を撮る人達も。
だが私の視界に入るその尽くは単体、あるいはイソスタ映えを意識したようなフォトジェニックな撮り方のものが多く今は遥か失われた「俺の嫁」エナジーを感じられるものは見受けられなかった。

しかしてまあ当然である。なぜならばもうそういう時代でもないし、ぼざろはそういう作品でもないからだ。事実私もそこまで強い執心をキャラ単体へ向けているわけではない。力も良さも存在しているが”狂い”までは至っていない。

故に私はそのために八景島シーパラダイスへ行く必要などない。
だからこそ行く必要があったのだ。いつだって自分の限界を越えた先にしか真なる未来は存在しない。
自分の限界を決めつけるな。俺はもっと上へ行けるはずだ。その昂りだけが魂を真の高みへと昇華させる。

が、私の観測範疇では夢女は結構多いというイメージだ。特に廣井きくりの存在が多くの人を狂わせているのだという印象を受ける。廣井きくりお姉様に人生めちゃくちゃにされたい層は少数ではない、確実にな。深酒日記の存在が確たる証明となっている。
実際八景島シーパラダイスにおいても女性ファンらしき姿は多く見えた。もはやどこにオタクが潜んでいるのか分からない、目に映る全てがぼざろファンに見えたしなんか知らんが可愛いから写真撮っとくかの一般人にも見えた。

若干脱線したが往々にして棲み分けというものは当然大事だ。じゃあそこで甘んじて元いた世界へ帰るのか。否、そうではないだろう。
やっぱりぼざろはぼざろだし結束バンドがいいよ、ということは分かる。分かるがやはり単体で燃える狂いの種火がないと本気になれないのだ。これが私の業であり宿星であり魂の形である。

そうして私は直面した。今回の虹夏ちゃんの爆裂狂った可愛さに。はからずもポスカからなにからなんだかよくわからんが虹夏ちゃんがこの手に溢れて止まないし。

瞬間、彼岸の脳内に溢れ出した存在しない記憶

なぜ俺はこんなことを忘れていたのだろう、俺は虹夏ちゃんの彼氏だったというのに。こんなこと忘れてやろうにも忘れられないだろ。
俺が宇宙で一番好きな言葉、それは「劣等感」である。【忘れてやらない】においてその言葉を抱き生きている虹夏ちゃんで戦えないわけがない。
見えたぜ、八景島シーパラダイスの楽しみ方がよ。戦う場所がガチ恋ならば負けはない。いつだってそうだ、楽しさとは自分で生み出すものであり与えられるものではない。故に俺たちは楽しいの天才足り得るのだろう。

しかしぼざろは客観的に見てガチ恋福利厚生の充実度はお世辞にも高いとは言えない。
抱き枕などこてこてのガチ恋救済グッズの少なさは一重にぼざろという作品の一般受けした要因であり狙う層を意識した展開の妙である。

そうなった場合、どうあるべきか。なにを求めるべきか。オタクに寄り添ってくれない作品じゃガチ恋できないなんよなどと言うほど俺たちは弱くない。

世界を得るための答えは「解像度」にある。この場合、現実への侵食である。特にぼざろは多くのグッズにおいて一般的なアニメキャラらしからぬファッションをしていることが多い。
ある意味でリアリティを模しているといってもいいかも知れない。この意味が分かるか。
我々がアニメ側へ寄り添う必要がない、というわけだ。なぜならば向こうがこちらへ寄ってきてくれているのだから。そうだろう、実在性にこそ着目すべきなのだ。
故にイメージするのは常に最強の自分。

だから俺は絶対に手にする必要があった。彼女とお揃いのカワウソを。かの音に聞こえし「どうあがいてもカワウソがもらえる」確変ゾーンまで突破する必要があった。

これで虹夏ちゃんとお揃いのカワウソを手に入れるところから俺の人生は始まる。それを始まりのエゴとする。

別に俺はカワウソなんて欲しくないしなんならぬいぐるみなんていらない。でも彼女がお揃いのカワウソで一緒に写真を撮りたいって言うから合わせたのだ。せっかく一緒に来たのだから虹夏にも喜んでほしい

両手でカワウソ持ってもライオンキングにならないどころか宇宙一かわいいから虹夏はすげえよ

結局な、結局のところよ。なんだかんだで虹夏ちゃんみたいな人間を求めるのよ、人が人の形をしている限りその宿痾より逃れることはできない。
【忘れてやらない】においても見ることができる、弱さをも受け入れる強さを持った人間という存在は何をどうあがいても美しく魅力的に映るようになっているわけだ。

ではそうなった時、どのような路線でガチ恋を攻めていくのか。
その答えは絶対なる話である、【まちカドまぞく】カップリング論争においてもした話が結束バンドにおいても当てはまる。

彼女達の関係性、結束バンドという空間は同姓だからこそ出せる良さで満ちている。そこに存在するものは純然たる「友情」でありそこにバンドマンとして各々の抱え、掲げるものが付随するから熱いのだ。
同姓だからこそ「眩しさ」という概念は光を増す。そこに男女間で生まれる感情も関係も必要ない。だからこそ真に音楽と向き合えて仲間と向き合えている描写が胸に染み渡る。

【ぼっち・ざ・ろっく】という作品において孤独に寄り添えるものとは音楽であり、孤独を埋められるものは仲間である。
そして音楽が仲間を繋いでくれる。そういった存在であると解釈をしている。
だからこそ【星座になれたら】はその集大成となっており、絶大なる力を有している。

俺の言いたいことが分かるか。つまり俺だけが音楽の関係ないところで虹夏に寄り添えるという意味だ。この余地、作品としての隙を埋めるものこそがガチ恋概念である。
結束バンドとしての、音楽で繋がった仲間としての関係性が美しいから輪の外で支える。

音楽部分には結束バンドがいる。そこを不可侵領域とすることで俺たちの居場所が見えるはずだ。
俺たちのテリトリー、いるべき場所を八景島シーパラダイスは与えてくれたわけだ。

そう、即ち俺虹の本懐とはそこにある。隣に立ち、同じ道を進むのはバンドメンバー。
だからこそお前は、俺は、俺たちはスパダリにもなれる。山田以上の女泣かしにもなれる。その可能性の隙を突け。
私がこの宇宙で最も好きな言葉とは「劣等感」であり言い換えれば「コンプレックス」である。
それがもたらす効能とは自信のなさや自己肯定感の低さである。

だから俺は他のメンバーとも写真を撮る必要があるのだ、特に山田。

山田がこんな白いひらひらで来るんだったら俺も二刀流黒コートとかで来れば良かった
どうあがいてもイルカが貰えるくじもやったさ
郁代がこれやりたいって言ったからな

なぜこんなツーショットを撮ったのかその理由が分かるか。そうだ、その【嫌いな僕の劣等感】を刺激するためだ。
それを意図的にできるのは俺虹だけだ。俺が突く隙はここだ。一生残る恐怖と衝撃で一生残る愛と勇気を与えたい。
なぜならば信じているからだ。だがそれでもやはりどこまでも伊地知虹夏は光であると。そりゃあ多少は曇るかも知れない。だが俺の虹夏ちゃんは光であり続けてくれると信じているから癖に正直になれるのだ。
あとはこの水族館デートが終わったら山田にカワウソをお土産と称して渡したい。絶妙に喜ぶ山田を見て喜んでくれるだろうな、虹夏。

そんな癖の律動を受け止めてくれるのはやはりガチ恋という戦場だけだ。あまねく感謝をしたい、このような機会を与えてくれた八景島シーパラダイスに。また俺は強くなれた。

確かにぼざろにおいて俺嫁は確実にマイノリティでありナンセンス寄りだ。だがマイノリティであるが絶やされて然るべき存在ではない。
私は表現や思想の自由を主張したいわけではない。ぼざろというバトルフィールドにおいてもガチ恋は戦って生きていけるぞという話をしたいのだ。

聞こえるだろう、お前にも。未来への呼び声が。虹夏ちゃんとの八景島シーパラダイスを追体験したくて堪らなくなったろう。

そう、いつだって【大切はここにある】

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