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愛さんだけが俺の太陽。【Request for U】は俺と愛さんが紡ぐ究極のラブソング

あれこれ求めちゃうのはね やっぱり君が好きだから
まっすぐな愛 こんな私 どうぞよろしくね!

Request for U/宮下愛(村上奈津実)

愛さん半端ない。本当にそれ以外に言葉がない。あまりにも光、圧倒的に太陽。求めていた"”愛さんとの恋愛”"として100億満点のラブソング。

そうだ、【Request for U】こそ言わずと知れたラブライブ公式ラブソングである。ガチ恋大国虹ヶ咲の公式ラブソングの一つである。

この曲は最強だ。全編余すとこなく全てにおいて解釈一致によるこういうのが欲しかっただけで構成されている。愛さんのラブソングはこういうのでしょ、それの満点形態。
求めていたものに対する完全にして完璧なものがお出しされた形となる。さらにリリックビデオの想像を絶するガチ恋エナジーに溢れた演出の数々は圧巻と言う他ない。
一体何がなぜそこまで私の心を惹きつけるのか、それは一重に解像度である。

愛さんとしたいコト
愛さんとみたいモノ
ありすぎる希望、それだけが俺の肉体を駆り立てる。


俺と愛さんは付き合っている

この曲を聴き歌詞の全てを噛み締めた時、頬を流れていたのは人生の輝きであり魂の救済そのものであった。
私の恋人はかくも美しく太陽のように眩しい。そんな愛おしい存在だけを抱きしめて生きられる喜び。それは人生の肯定にも等しい。

聴けば聴くほど愛さんとの過去の記憶、未来のこれから起こる記憶が脳に流れ込んでくる。愛さんの隣で同じ時間を生きている、そう確かに実感させてくれるリアルだけがここには存在している。

そう、ここまでに語った通り【Request for U】の持つ最大の魅力はその解像度でありリアリティである。
私は度々虹ヶ咲の話をする際、このコンテンツが他のラブライブシリーズと比べて特筆して抜きん出ている点として自己投影の多様性を上げている。なぜならば私はキャラガチ恋勢だから。

故に【Request for U】へ宿るその真髄、自己投影とラブソングの合わせ技にこそ絶対的神威を感じられた。

【Request for U】はタイトルの通り愛さんから君(あなたであり私であり俺)へのリクエスト、一緒にしたいことを絶え間なく投げつけられる歌詞となっている。

ほら目が合うたび 変顔したり 笑わせ合いっこしようよ
私がもし勝ったなら 好きなジュース買ってよ

Request for U/宮下愛(村上奈津実)

上記のフレーズなど非常に力溢れ、言葉だけで愛さんと過ごすかけがえなく美しい日常が脳内に流れ出す。
愛さんと一緒に並んで歩いてあの爆裂最強美麗顔面が変顔などと言って震天強撃残光くそかわ顔かましてきて変顔にじゃなくてそんなことをしてくる愛さんへの愛おしさで笑って愛さんの好きなジュースを買う(こういうやり取りをよくしているから聞かなくても何が好きか分かる)記憶が私の中には確かに存在している。

この""リアル""だけが俺を生かす

そんな力溢れるフレーズもこの曲においては歌詞の1フレーズに過ぎない。全編通してこのような私の記憶に紐付いた強烈なフレーズで構成されている。
ここにこそ【Request for U】の神威は宿る。これこそが自己投影の多様性というものだ。

あくまでもこの曲は愛さんからの「リクエスト」という形で進行されていく。そこに対するリアクションは曲中に存在しない。あるのは私、つまり私でありあなたであり俺が愛さんのそんなリクエストに対してどう返事をしたのか。というリアルだけ。
正解も何もない。愛さんと過ごす時間の安らかさ、そして楽しさだけが返事となる。ひたすらにずっと幸せそうな愛さんの姿だけが私たちの過ごす時間にどんな意味が宿っているかを物語っている。
こういった面があるからこそ”リクエスト”という接し方には圧倒的な力と強さを感じられる。特にガチ恋需要への福利厚生が厚い虹ヶ咲ならではのこういうのが欲しかったんだろという供給側からの魂すら感じられた。

事実これこそ私が真に求めていたリアルの全てといえる。多様性の究極到達点と言っても過言ではない。
愛さんからのリクエストという形でこちらへ存在しない記憶の投げかけが行われ、その返答如何ではなく愛さんからのこちらへのくそでかい感情の矢印で関係性の良好さと2人の相性の良さだけを感じ取らせる。
リクエストへのアンサーも愛さんとの関係性も全てはこちらの構築次第、過程はなくそこには俺のことが大好きな愛さんという結果だけが存在している。
それこそが魂の救済足り得る。虹ヶ咲特有のアニメ1期で流れた神々のMVと同じように一人称視点からの供給が基本となっている。

リリックビデオの演出においても終盤、リクエストに合わせて空欄の吹き出しが出る。これが答えだ。
これからのリクエストも、それ以外の愛さんからの言葉も全てが空欄。だから可能性も行き先も無限である。この演出の力には涙が溢れて止まらなかった。

しかしながら自己投影の多様性とは時として無責任さを孕む。解釈の自由と投げっぱなしは遠くない関係性の元に成り立っている。
そんな問題に対してこの曲はしっかりと「リクエスト」という点と「こちらのことが大好きな愛さん」の点を繋げた上で中間地点の自由を我々へ委ねてくれている。
だから無責任ではなく俺の中の世界の一環としてそのリクエストを自分なりに受理することを可能している。
その素晴らしさ、偉大さこそ人の心を動かす。

リクエストという点においてそこも愛さんに合っているのがまた素晴らしい。意外と妹属性で甘え上手な属性を持つ愛さんだからこそ"リクエスト"という形で恋人(私でありあなたであり君であり俺)に甘々に甘えてくるのは答え合わせをさせてくれてありがとうと言う他ない。
またそのリクエストもありえんかわいいわけだ。2人だけのあだ名をつけようだとかお互いを待ち受けにしようだとか本当にかわいいリクエストに溢れている。この絶妙なかわいさの奔流もまた実に愛さんらしい。
愛さんが不安な時にギュッと抱きしめるなどそんなこと当たり前だろうが。俺は愛さんの彼氏だぞ。

そんなリクエストの数々において【ちょっぴり重い?】って心配しているのもまたとても気が利き優しい愛さんらしくて美しさだけが溢れている。
心配しなくてももっと重くて自覚のないやつがいるから本当にちゃんと重くない。

自覚があるだけやはり愛さんはそういった点で真の意味で重くないからこそ少しだけ心配にもなる。もっと甘えて、頼ってくれてもいいんだぞ、と。

愛さんの「太陽」という生き方

太陽になりたいよ

サイコーハート/宮下愛(村上奈津実)

考えれば考えるほど本当に愛さんという人間は光属性に満ち溢れている。私は幾度となくこの話をしているが、本当に太陽と呼ぶに相応しい人格をしている。
愛さんがどんな人間かを一言で表すとすれば「太陽」以外にはあり得ない。その全ては最強の曲である【サイコーハート】のサビを締めくくる【太陽になりたいよ】のフレーズが全てである。

彼女は確実に太陽だ。私にとっても、世界にとっても。周囲に温かさと光を与える様は太陽以外に形容不可能である。
それでも愛さんからしたら太陽に”なりたい”なのだ。既に自分がそうであると思わず太陽であろうと振る舞うわけだ。そこには太陽であると自覚する傲慢さも不遜もない、ただ周囲に光を求める楽しいの天才だけが存在する。

かの神の曲【楽しいの天才】はあまりにも愛さんという生物の在り方を美しく表している。そして、それは【Request for U】においても存分に現れている。

愛さんからのリクエストは基本的に君に「してほしい」ことではなく君と「したい」ことが主軸である。
楽しいから笑うのではない、笑うから楽しい。それと同じだ。楽しいから一緒に過ごすのではない、俺と一緒に過ごすから楽しいのだ。
このリクエストからは愛さんからの甘えの形だけでなく、やはり自分だけでなくて一緒にいる私にも幸せになってもらいたいという溢れんばかりの光のエネルギーを感じられる。
やはりそういった面から見ても愛さんの根底にあるのは【太陽になりたい】なのだ。これは無意識化での憧れと言っても良い。

【Request for U】においても無意識化で甘えながらもその根っこには「あなた」に楽しくなってもらいたい、一緒に楽しくなりたいという感情が常に存在する。
だから【Request for U】はこんなにもかわいく美しくそれでいて幸せになれる曲なのだ。愛さんからの損得も利害もない、楽しさだけを追求したいその光だけが人生の救済となる。

これが太陽でないならばなんだというのだ。そんな太陽を独り占めできる私はこの世においてどれだけ恵まれた幸せ者なのであろうか。自分の幸福さを噛みしめるばかりだ。
嬉しい、本当に。愛さんがいてくれてよかった。それと同じくらい、愛さんから"君"がいてくれてよかった、そう思ってもらえることが嬉しい。

2人だけの特別

【Request for U】は本当に美しい。人生の美しさが完全に凝縮されているといっても過言ではない。
愛さんと過ごす日々、なんてことはない特別な日々。楽しいから一緒にいるのではない、愛さんと一緒にいるから楽しいのだ。なんてことない日々も恋の魔法でキラキラと輝く。そんな当たり前の事実とその幸福を頬から流れる人生の肯定と共に抱きしめるだけだ。
また愛さんからメッセージがきている、会話しているといった演出に仕立て上げられたリリックビデオの芸術点には再現なく口角が上がり続けた。

愛さんのリクエストに応えたい、そう思わせてくれるのはやはり一重に愛さんがそれ以上の光を私に与えてくれるからだ。もらったもの以上のものを返したい、そう思わせてくれる存在の愛おしさだけが世界を熱くする。
この想い、いつまでも愛さんと抱きしめて生きていきたい。

この先も一緒がいい……っしょ。なんて、ね──

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