頑張るってどういうことだろう。

学べることの喜び|my #note https://note.com/my_am_9/n/n38a8660b5c46

前の記事で書いた、
先生たちとご飯に行ったときのことだ。
就活の話などをしていたとき、
わたしは先生にある質問を投げられた。

「得意なことってなに?」

わたしはこの質問がすごく苦手だった。
履歴書などの趣味・特技の欄が全く書けないのだ。
特に長けている事もなければ、すきなことも浅く広くで趣味と呼んでいいのか分からなかった。

考えに考えた結果、

「"頑張る"ことです」

そう答えた。

頑張るって具体的には?
じゃあ頑張るってどういうことだろう?
それを説明できるようにならなければいけない。

わたしは真面目だ。
最近になってようやくその事に気づいた。
そして要領があまりよくない、その自覚はある。
そのため、他の人の倍頑張らなければいけない、追い付かなければいけない、腐っていればその間にどんどん差は広がっていってしまう、人並みにできるようにならなければ、わたしは頑張ることくらいしかできないのだから。

そういった気持ちがいつもどこかにあった。

最初は確かに、
頑張ることが特技ではなく、頑張ることしか取り柄がない、そういった意味で言っていた。

先生に質問をされ、
自分を見つめ直すきっかけを貰った。
そして、自分が他の人よりもできることを探しておくようにと課題も出された。
誰よりも得意じゃなくてもいい、ほんの少しのことでもいいから探してみてほしいと。

そのときわたしは、
いちばんじゃなくてもいいのかと驚いたが、ハードルが低くなったおかげでどうにか自分の得意なことを書き出すことができた。
バイト先や友人などにも聞き回って、最終的にはノートがいっぱいになるほど書けた。

わたしが最初に答えた"頑張る"ことの答えも、
そこに書かれてあった。

わたしの"頑張る"は、

原因を探し対策を考え
何度でも挑戦することだった。

高校のとき、
わたしは自分の要領の悪さにすごく悩み悲観していた。頑張っているのに報われないことは、胸が締め付けられるように苦しい。何度も何度もそんな経験をしてもう立ち上がれなくなっていた。

けれどそんなとき、

「頑張っても報われないのは努力の仕方が自分に合っていないからだ」

そんな事が書かれている記事を
目にした記憶がある。

わたしはハッとした。
がむしゃらに頑張るだけではダメなんだ。
自分がなぜできないのかを見つめ直さないと一生変わらないと思い、それからはできない自分を責めるのではなく、なぜできないのかを考えるようになった。
おかげで、前よりもできることは増えたように感じる。今でも思うように結果が出ず悔しい思いをすることはあるが、腐らずに何度だって頑張れている。

そして、

「あなたはできないんじゃなくて
できるようになるのに時間が必要なだけ」

高校のときの恩師から貰った言葉が
わたしを何度も救っている。
周りに頼らせてくれる人たちがいるから
頑張れている。

わたしはたくさんの人に助けられながら
頑張ることができている背景を
忘れないように何度だって思い出したい。

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