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起業におけるキャッシュフロー


たまに、ニュースやビジネス関係の話で聞きますが、

「銀行に融資を受けられた!」

「借入ができた!」

という喜びとともに言う人がいるが
なぜだろうと疑問に思ったことはありませんか?

借金するのに嬉しいってどういうこと?
返済するよね?
利息もつくよね?
返せないリスクもあるよね?

サラリーマンとして働いていた時はわからなかったですが、
自分で事業をやるようになってその意味がわかるようになりました。

つまり、融資には、
リスクのあるものと
リスクの少ないものがあるのです。

もう少し踏み込んで一言で言うとすれば、

融資を利用したリスクのあるキャッシュフロー

融資を利用したリスクの少ないキャッシュフロー

があります。

聞いたことあると思いますが、
キャッシュフローは、噛み砕いて言うと、
お金の流れ、お金を動かす順番といえばいいでしょうか。

それでは、うまくいくキャッシュフロー。

これは、要するに先行きが見えていて、
確実に売り上げがあがって、利益も得られる機会が
目の前に広がっているのに、
手元にはその運転資金がない場合です。

そこで登場するのが、銀行から融資されたお金です。
要するに借りたお金です。

これを運転資金にして、
ひとまずモノやサービスを作るために、
ヒトを雇い、機械などを購入して、
世の中にそれらを売り出します。

そして、実際にモノやサービスが売れて、
その中の一部を借りたお金と利息分、つまり融資の返済に充てます。

これが正常なキャッシュフロー。

ポイントは、「先行きが見えていて、確実に売り上げがあがる」と
わかっていること。

これが正常であるか、成功するかの鍵です。

「ビジネスなんだからやってみないとわからないよ」と
思うかもしれませんが、

そのマインドこそが、やってみたらダメだったパターンに
つながるわけです。

例をあげれば、開業しては、消えていくを繰り返す商店街に
あるあるの飲食店経営です。

飲食店は、やってみないとみんなが美味しいというか、
人気がでるかわからない、まさに典型的な例です。

例え「おいしい」と言われたとしても、
そもそものお金の資金繰り(まさに、キャッシュフローです)が
うまくいかない場合もあります。利益に見合う、価格設定ではなかった。
賃貸などの固定費を売上で賄うことができないなど
様々な要因はあると思われます。
だから、固定費になるものはとことん排除した方がいいと
言われる理由なのです。

それでは、「先行きの売り上げが見えているパターン」って
もう少し例としてあげたいと思います。

まずは、「固定の顧客がいる」

これは大きいですよね。
もちろん、新規の顧客も探し続けないといけないのですが、
固定の顧客との信頼関係をずっと続けることで、
融資を受けて大きなビジネスもできるわけです。

次は、「補助金を受ける」

これは意外だと思うかもしれませんが、
だいたい補助金は、計画通りに進めて実際の成果が見えて
報告したところで国から振り込まれます。

それまでは、自腹で立てかえる必要があります。
その時に運転資金がないとそもそも
成果を示せないわけですので、
ここで融資を受けることは、
先行きの売り上げが見えていると言ってもいいはずです。

大きく2つ紹介しましたが、この2つを成功させて、
融資を返済し、手元に財産(アセット)として
残った機械やサービスを別の顧客へ売っていく。

その時は、手元の財産があるので(経費がかからないので)、
ある程度は利益を拡大していけるはずですよね。

これがいいキャッシュフローだと考えます。

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