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世の中わからないことが多い

入院生活16日目

今日は朝からグルカゴン負荷試験っていうやつをやる


グルカゴン負荷試験とは  糖尿病ネットワークより

グルカゴンは膵臓のα細胞から分泌されているホルモンで、肝臓のグリコーゲンを分解して血糖値を上昇させたり、インスリン分泌を刺激する作用をもってます。そのグルカゴンを注射して、その後の血糖値や血中インスリン濃度(またはC-ペプチド)から、膵臓のインスリン分泌能力を調べるのが、グルカゴン負荷試験です。

昨日の21時から絶食(水だけOK)で今日の朝ごはんなし

朝ごはんを食べないのでインスリン注射もなし

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朝からプスリと刺される

安静にしてた方が良さげだったので、ベッドでジッとしている 寒い…


9時15分くらいにお医者さんズ×3がやってきた

白衣の3人にベッドを囲まれる圧迫感、なんかすご…

最初に採血して、そのあとグルカゴンというホルモンを注射する

お医者さんが気分が悪くなったら言ってね〜と言ってくれた次の瞬間くらいから徐々に気持ちが悪くなる…

胃のあたりがグルグルする感じ 普通に吐きそう

なんかこのグルカゴンというやつを体に入れると急激に血糖が上がるらしい

あと採血の影響で血圧が上がっていたりもするらしい

(気持ち悪いの)耐えればいいですか?って聞いたら、耐えてもらっていいかな…?って言われたので、ひたすらに耐える

グルカゴンを入れた6分後にもう1回採血をしたら、この負荷試験は終わりなんだけど、この6分間がね… なかなか気持ち悪くてね……

先生が何回も大丈夫?って聞いてくれるんだけど耐えるしかないんやろ…みたいな気持ちね……

ぼちぼち吐きそうだった


で、6分経って採血した ふう 終わった

時間にして約15分くらい?途中でお医者さん1人増えて、白衣×4にベッドを包囲されてて、ちょっと面白かった…

あと主治医の女性が採血とかする医療機器が新しくなったらしくて、あわあわしてたのが可愛かったのと、そのサポートをする男性医師がかっこよく見えた

負荷試験の直前に「恋は続くよどこまでも」佐藤健さんに関する記事を読んでいたので、男性医師の顔をガン見してしまった

むむ

佐藤健さんのような医者はいません

というかイケメン医師って大学病院クラスにもいないもんなんだな…


なんとなく気持ち悪さとかが少し残っているような気がしたので午前中は病室でごろごろすると決めた

ごろごろしてたら、主治医+1(さっき一瞬かっこよく見えた人)が来た

この検査結果は院内で完結できるやつっぽいから結果が出るのが早いな〜〜


なんかグルカゴン負荷試験の結果としては私の膵臓はインスリンをあんまり分泌していないらしい

WHY?

前にやった24時間蓄尿検査では出てたやん、私の膵臓ちゃん…どうして…?

先生たち、また悩んでしまったやん………

前に蓄尿やったのは2月9日〜10日の24時間で、そこから約10日でこんなに膵臓からインスリン出なくなる??みたいなのも先生たちはビックリらしいし、1型糖尿病として判定される数値を今回の負荷試験では満たしているらしく

先生たちも?????ってなってるぽい

僕たちもね… はじめてのケースでね……って困惑していた

膵臓からインスリンが分泌されているか確かめる検査を2つやって、それぞれが反対の結果を叩き出してしまったので再度、24時間蓄尿検査することに

昨日の午後、2型として治療していこうとなって、今日のお昼からインスリンの分泌を促進する薬を飲む予定だったらしいんだけど、それを中止して、今まで通りインスリン注射をしていくことになった

むむむ〜 まだここまでは私の中での想定の範囲内だけど、先生たちに申し訳ない気持ちになってきたな… なんか振り回して本当にごめん……

大学病院だし、ぜひ研究などに生かしてね…という気持ち

患者の前では一応スンッとして見せてるけど、やっぱ医者としてはじめてのケースとかってテンション上がったりするのかな?とか思うよね

キタキタ〜〜!これで論文が書けるぞ〜〜〜〜!とか

そういう人間ぽい一面、見てみたい気もする

誰かの不幸は、誰かにとってのチャンスだったりするよね

チャンス掴めよ、お医者さんズ


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朝ごはんを抜いたので、お腹がグ〜グ〜ずっと鳴っていた……

まあ本日6時に起きていたのでね…

あとごはん食べないと体温が上がらないのか足とか冷え冷えだったし、朝の検査で冷や汗?的なの出てから手汗とかやばくて寒かったな〜〜

ごはん食べたら、なんか元気が出た


蓄尿する以外やることないし、先生たちも来ないだろうから散歩行こ

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今日のiPad伝言板、こんな感じで書いた


今日も池の周りを歩く 地味に3日目

昨日よりは寒くない気がする 風があんまりないからかな?

池の周りの壊れてしまった柵を修理している人がいたり、月曜日もいたスズメに餌を撒いて写真を撮っている人がいた

3周歩いて終了 腰も痛くなくていい感じ


14時には病室に戻ってきて、のんびりした

シャワーの予約が毎日8時半から始まるんだけど検査が終わって、ちょっと落ち着いた10時ごろにシャワーの予約表を見に行ったら夜の予約がすでにパンパンになってて、かつ昨日すべてのタオル、下着類を洗濯物として渡してしまったので今日はシャワーを浴びれるタイミングがなさそう…

まあ今日は我慢しようかね…

体拭くやつで、とりあえず拭いたりした


16時くらいに会社をちょっと前に辞めたジャスミンティーが好きなおじさんが2回目の面会に来てくれた

漫画、全部返しちゃおうかな〜と思ってたけど、また来るから大丈夫よ!と言ってくれたので読めたやつだけ返した

前に来てくれたときは入院1週間以内とかだったので、それから起きた様々な事件(笑)について話したりした

楽しくお喋りしていたら、両親が来たので挨拶する感じになった

うちの両親にわりと色々な人を会わせている… 冷静に考えて面白いな… まあいいけどね… 

ジャスミンティーおじさんには、なんだかんだ1時間半くらい話し相手になってもらった ありがたや〜〜!気が紛れていい感じ


そのあと病室に戻って、両親に今日のグルカゴン負荷試験の結果の話とかをした

そしたら主治医の方が病室内の斜め向かいの人のところで認知機能の検査?をしてたみたいで、私が両親に負荷試験の話とかをしているところが聞こえたらしく終わったあと、こっちに来てくれた

土曜日にお医者さんズとうちの両親も交えて、経過の話とかをしようということになった

血液検査の結果とかも最短金曜日に来るかも、っていう話だったし土曜日にはさすがに決着つきそうな気がする

私の謎糖尿病、一体なにものなんだろうね……


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血糖値を測り、インスリンを打つ

そして夜ごはん

今日はなにやら調味料がいろいろついている… 白身魚にはウスターソースをかけて食べればよいのだな…??

ラタトゥイユ的なものもあるし、なんだかおしゃれめな夜ごはん


ごはんを食べ終えて、両親を見送った



今日、負荷試験の前に安静にしてよ〜〜と思って横になっていたとき、なんで私はこんな病気になってしまったんだろう?的な病気になってしまった人あるあるなことを思っていた

映画とかドラマとかで、こういったセリフはよく使われているイメージだし、使い古された表現、といえばそこまでなんだけど、そんな使い古された表現通りの気持ちになった

だって周りの子と比べても、そんなにたくさん食べてたつもりはないし、ジュースだってお酒だってそんなに飲んでないし、タバコも吸ってないよ

たしかに運動習慣はなかったけど、なるべく歩くようにはしてたし、まあお菓子とかは好きだったけど、毎日食べていたわけじゃなかったのに、なんで糖尿病なんかになったの?私よりなりそうな人いるのに、なんで?って思ってしまった

でも、なんでって思っても仕方ないことも分かってるし、誰かと比べることではないし、これは愚痴でしかないんだよな〜〜って どこからやり直したら、糖尿病ルートは回避できる?って無駄なことを考えて悲しくなった

入院生活、長くなるとメンタルにくる説、あるな

でも今日で辞めよ

これ書いたらちょっとスッキリしたかも

 

でもいろんな人が面会とか来てくれて、LINEとか送ってくれて、めちゃめちゃ励まされている

そういうことで本当に人は励まされるんだなあ、と実感中

この入院生活で、いい人生経験をさせてもらっているのも事実なので、悲観的にならず、まあ気楽に前向きにいこっと…… 初心忘れるべからず


24時間蓄尿検査の結果はすぐに出るはずなので、明日また分かることがあるはず

どんな結果でも受け止められるようにしよ〜〜



今日の学び

わからないことは、いろんな面から考える






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