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バティックを作ってみた

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インドネシア人として、バティックは金曜日の制服として当たり前のように着ていた。特に愛着などなかった。だが、日本に来てから、バティックを古着屋で高く売れるのを見て、何かの誇りを感じた。それでバティックについてもっと知ろうと決意した。バティックについて知れば知るほど、この伝統工芸はの美しさに惹かれた。自分もぜひやってみたいと思い、今回バティックを作ってみることにした。日本語が下手な素人なので、大目に見て頂ければ……

バテイックとは

バティック(Batik)は、インドネシア、マレーシアのろうけつ染め布地の特産品。インド、スリランカ、イラン、タイなどでも多く見られるが、インドネシア、マレーシアのものが最も多い。特にジャワ島のものが有名なため、「ジャワ更紗」と呼ばれることもある。2009年10月2日、インドネシアのバティックは、ユネスコの無形文化遺産に認定された。(ウィキペディアより引用)

簡単に言うと、バティックはインドネシアのろうけつ染めである。

バテイックを作ってみた

日本でもろうけつ染めがあるが、バティックに比べて技法と作り方が若干違う。本来であれば、バティックを作るにあたってチャンティンという道具が必要だ。また、特別なろうの種類を使用している。今回、その材料を日本で売っていないので日本で手に入る代替を使う。

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使用するもの

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ろうけつ染め教材セット(個人用)x1 (¥690)

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ここで買える

布用ろうと染料がそろっている
初心者なので、今回はこの教材セットを使って、指示通りにやっていく。基本的にこれさえあればろうけつ染めを体験できる。

・ろうけつ染め用 電子ろう溶器 x1 (¥10,450)
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翌々わかったが、これがあればとても便利。以前普通のコンロを使ったが、何度も温度しなければならないのが面倒だった。しかし値段が高いので初心者で購入することをおすすめできない。

・布 x1枚
白い布で、Yシャツくらいの薄さのものがいい。綿が一番染めやすいという。レーヨンや合成繊維はあまり適していない。私は30㎝x30cmに切った。
・水で消えるチャコペン x1本 (百均)
・筆 x1本 (百均)

ろう染め用の筆を推奨するが、百均の筆でも問題なかった
・染料用の器 x2 (百均)
・トング x1 (百均)
・鍋 x1

作り方:

基本的に教材セットの中に入っている説明書通りにやればうまくいくはず。

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1. 下書き
下絵としてチャコペンで好きな柄を描きます。あまり複雑な柄を描かないことを推奨する。

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2. ろうがき
下絵の上にろうを描くが、まずはろうがきの準備をする。
布用ろうを電子ろう容器に入れて、溶かします。(15分~20分で適温になる)

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筆を鳴らす(新しい筆はろうが溶け終わる少し前にろうの中に入れ穂先をそろえるようにしながらろうの温度にならす)
下絵の上にろうをおとす。ろうは布の裏までしみるようにかくことが大切!

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3. 染色
すれん染料を指示通りに準備する!

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染める布を広げて染料に入れて、15~20分待つ(手袋着用)

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染め液から布地を取り出し、水洗いする。布を広げて日陰で干します。(干し綱などに色落ちすることがあるので要注意)

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4. 脱ろう(そーピング)

発色した布は余文についている染料とろうをとるために1リトルに対して石鹸と洗剤3gの割合で溶かしたお湯の中で約5分間煮洗いします。(完全に消えなかったら2回繰り返す)

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5. 水洗い>日陰干し>アイロンがけ>完成!

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動画

参考:

https://yarunesian.com/batik-indonesia/

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF

『ろうけつ染めの使用方法』桂山ファイングッズ(株)


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