【両顎手術】アゴプロテーゼ→オトガイ形成術
アゴが小さい
アゴが後ろ
口元が出ている
こんな悩みの解決にアゴプロテーゼを
入れている方、いませんか?
特にアゴ先に硬いヒアルロン酸やプロテーゼなどの
人工物を入れると、骨吸収が進んで骨がへこんできます。
時にプロテーゼが骨にめり込んでいることもあります。
そんなアゴ先にはオトガイ形成術によって
骨で作った方がより安全、安心ということになります。
口元が出ていて、アゴ先にはプロテーゼが入っていた患者様が
【両顎手術】顎矯正手術を受けてくださいました。
上顎をルフォー1骨切り術、下顎をBSSO、アゴ先をオトガイ形成術、
その際にプロテーゼは抜去しました。
上下顎は後方へ移動と時計回転に回転、傾きを修正しながら、
頭側に短縮しています。
アゴ先は前方へ移動させています。
横から見たときの下唇からアゴ先にかけてのラインは
術前プロテーゼで作られていてくびれが強く出ていました。
口元をさげてからオトガイ形成で前方に移動させたことで
滑らかなくびれが形成されました。
上顎の骨の移動で鼻柱と人中との角度が改善し、
鼻の上唇のカーブなど、ここら辺の立体構造の位置関係を
整えることができました。
人中の角度が変わると上唇の中心がやや下がり、
口角との位置関係が良くなります。
笑った時の歯茎の見え方を若干抑えるために
上顎は頭側に0.8㎜短縮しています。
術前の笑った時、プロテーゼにより突っ張って見えたアゴ先は
変な皺ができず滑らかなVラインを形成しています。
アゴが小さいとか横顔が整わない等の原因は
アゴを前に出すだけで解決する場合もありますが、
ほとんどのケースで口元の位置も関係してきます。
各パーツを少しずつ動かしながら、大きな変化を出すことが
自然に仕上げるコツになります。
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