【15】COVID-19で国境閉鎖、町も閉鎖

2020年、3月17日
オーストラリアはCOVID-19のパンデミックに伴い国境を閉鎖しました。

多くのレストランは営業停止、ロックダウン。市民、移民関わらず全員が混乱に巻き込まれました。多くの人が失業に追い込まれました。
しかし運のいいことに、ファームは”essential job”(必要不可欠な労働)に分類されており、私たちファーマーは失業に追い込まれることはありませんでした。

前述もしているように、私たちの暮らしていた町にはスーパーがひとつしかなく、マクドナルドや生活に必要な雑貨などがあるKmartなどは全て隣町(車で40分)にありました。しかしCOVID-19の発症者が隣町に出始めると、町区間でもロックダウンが起こり、私たちの生活にはスーパーひとつしか残されていませんでした。

仕事のために隣町からくる方は許可が降りていたので、その方達に買い出しをお願いすることもたまにありました。ベンチには2人以上座ってはいけない、家の行き来は禁止、ホームパーティー禁止。たまにお酒を持って歩いていると警官に「どこに行くの?家の住所は?」と聞かれることもありました。

またアジアンヘイトも始まり、スーパーに行くと冷たい目で見られることも稀にありました。アジア人として差別されることなんて生まれて初めてだったと思います。今となっては、この経験は、アジア人としてオーストラリアに生きていく心構えができるきっかけとなりました。今でもたまにこのような差別を受けることはありますが、何も間違ったことをしていない限り、堂々としています。

職場ではワークバスの密を避けるために、外仕事と中仕事の人たちを1時間ずらして乗せることになりました。この時に私はたった1人の外仕事女子として外仕事用のバスに乗らなくてはいけませんでした。

ここで私はオーストラリア人の男の子に話しかけられます。
これが、前の彼氏との出会いでした。

一時間遅くなった出勤時間。真っ暗な中、バスに乗って出勤していたので
明るい時間にのるバスは新鮮でした!

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