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わたしがTakaを「ダサい」と思った理由


こんばんは、Susanです。

これはTLでとある事実を目にしてしまって、どうしても気になってしまい、とことん深追いした結果、自分の想いを書き留めておきたくなったので衝動的に書いているnoteです。

内容は、タイトルのそのままの通りです。詳しくは、事の顛末が書いてある記事を貼っておきます。


思想や価値観は自由である


まずはじめに、ここを踏んでおきたいと思います。

私は幸いなことに「コロナ禍」のなかでも、自分の生活に重大な影響をもたらす職業に就いているわけでもなく、身の回りの大切な家族や友人が「コロナ」でなにか起こったわけでもない、とても恵まれている人間です。

「コロナ禍」に入ってから、私はリモートワーク中心がとなり、一時は自主的に外出を控える日々を過ごしていましたが、最近は友人に誘われたら外食もしますし、行く場所やすることを自己選択して、自分なりに納得して、ごく普通の日常生活を送っています。

「コロナ対策」についても、私自身が意識高いわけでもなく「人混みではマスクする」「家に帰ったら、手洗いうがいする」「店に入るときには、検温・消毒に協力する」程度なので、「こうあるべき・こうするべき」と誰かの行動や意志を否定する気はありません。

それは、有名人であろうと、アーティストであろうと、俳優であろうと関係ないですし、どのような事柄に対しても、個人の思想・価値観は自由だと私は考えています。

ただし、そのような様々な思想・価値観の人が大量に集まる事象が発生した時に、一体どの思想・価値観に合わせて、どのようにその物事を遂行するのか。もちろん全員が全員、それぞれの思想・価値観を自由に表現すると、大変なことになります。だからこそ、物事を行う時に一定の基準やルールが存在してるのではないのか、ということです。

したがって、私は「その物事に対して基準やルールが提示されたならば、そこに集まる人はこの思想・価値観に同意して参加する必要がある」と考えます。

基準とガイドラインの違い


今回の一件について note を更新するにあたって、SUMMER SONIC 2022 が提示していたものが「ルールだったのか、ガイドラインだったのか」気になったので調べました。


上記リンクの通り、SUMMER SONIC、SONICMANIAの開催にあたり、新型コロナウイルス感染防止ガイドラインを提示していました。

また、今回物議を醸した「声出し煽り」について関連する項目としては、以下の内容が明記されていました。

・発声や会話について
飛沫感染防止のためライブ中の歓声・大声での会話・コールアンドレスポンスなどは禁止といたします。
GUIDELINE |SUMMER SONIC 2022 公式サイト 


ここで、基準とガイドラインの違いも調べておこうと思います。

「基準」とは、法令ではないものの、最低限満たすべき義務的ルールのことです。すなわち「基準を満たす」という言葉があるように、基準で定められた事項を遵守しなければ、基準に違反している、または基準を取得できないということになります。

「ガイドライン」とは、自主的に遵守することが推奨されるルールです。日本ではガイドラインの日本語直訳「指針」や「行動規範」と呼ばれることもあります。基準との違いは、義務か推奨かという違いにあります。但し、「ガイドライン」という言葉が普及するに従い、用語の混乱も発生しており、ガイドラインと言いつつ、基準としての運用を要求するものもあるため注意が必要です。
【レポーティング】法令、基準、ガイドライン、ガイダンスの違い


基準の意味が「最低限満たすべき義務的ルール」であるのに対して、本来のガイドラインの意味は「自主的に遵守することが推奨されるルール」です。

ガイドラインは「推奨であって、強制ではない」ということですね。ただし、「ガイドラインと言いつつ、基準としての運用を要求するものもあるため注意が必要です」と言われているように、「新型コロナウイルス感染防止」におけるガイドラインは、ほとんど基準としての運用がされていると考えたほうが自然でしょう。

※これは自信がないので、独り言なんですが「新型コロナウイルス感染防止対策」については、行政も含め「強制的に指示すること」が不可能で、全て「推奨する・協力をお願いする」表現にとどまっているんじゃなかったかな?という曖昧な記憶があります。

ガイドラインを守る気がないのが「ダサい」


ここからは、一つ喩え話をしてみようと思います。

※ここからは喩え話ですよ!(事実じゃないよ)

WANIMAが9月3日&9月4日に、自身初となる主催音楽フェス"1CHANCE FESTIVAL 2022"を行います。

このフェスの1日目にINIが出演しますが、このフェスのガイドラインの中に「ボード・うちわを持っての応援はご遠慮ください」と明記してあるとします。

このガイドラインを見た時に、ファンはどうするでしょうか。

「私はどうしてもボード・うちわを持って応援したい!」というファンは「このフェスには行かないでおこう」「ボード・うちわを持てる現場に行こう」と思うのではないでしょうか?

逆に「ボード・うちわがなくても、フェスでINIの音楽やパフォーマンスが観たい」というファンは、開催日程や場所を確認して行けるならば「よし、フェスに行こう!」と思うはずです。

ところが当日になって、INIがステージに出てきて「MINI(INIのファンの名称)~!今日はわざわざ来てくれてありがとう!僕らのコンサートは、ボードやうちわがあってこそだよね!ボードやうちわがあったほうがテンション上がるし、嬉しいから持ってきてるみんなは出していいよ!俺らのステージぶちかまそうぜー!」って言われたらどうでしょうか。

私だったら「え、ガイドライン無視するの?どういうこと?」ってなるし、「うちわもボードも持ってきてないよ……」ってなるし、うちわやボード取り出すオタクがいたら「そもそも、フェスのガイドライン守る気なかったん?」って思います。

そして、MINI(INIのファン)じゃない他のアーティストのファンは、ガイドラインを違反して始まる応援に驚くでしょうし、音楽を楽しむ以前にアーティスト本人からガイドラインを守らないことにドン引きするのではないでしょうか。

私個人の意見としては、自分の好きなアーティストがそれをしても、自分の興味ないアーティストがそれをしても、ドン引きします。(今後のアーティストの印象は180度変わる)

だから、私はそのような言動が猛烈に「ダサい」と感じます。主催側が提示したガイドラインを守れずに、自分が満足するステージのために、ガイドラインを破ろうとするその行為が「ダサい」のです。

少し極端な喩え話をしましたが、私の感じた「ダサい」はここにあります。ガイドラインは「推奨で強制ではない」としても、出演者側が守る気なかったら一体誰が守るためにあるんかーい!っていうのが率直な感想です。

だから今回の一件は、もし「コロナの感染拡大したら~」とか「海外のアーティストは~」とかそういう問題ではなく、アーティスト本人が「これが俺らのやり方だから」といって「ガイドラインを守る気がない」という部分が、最高に「ダサい」と感じました。

ちなみに「歓声」は一種の「応援道具」だと思っています。「うちわ・ボード・ペンライト」などとは違い、口は私達の身体にくっついているので、「持ってきてないよ!」とはならないですし、その場で「声出そうぜー!」って言われれば、声は出せちゃうんですが、それを想定していたか否かじゃないでしょうか。

最後に


調べてみると、ONE OK ROCKのTakaさんはロックフェス出演が決定した6月の時点で、声出し厳禁でも観客を「煽る」宣言していたようです。


ONE OK ROCKは、すでに人気を博している日本を代表するロックバンドですし、フェスで新たなファンを求めているわけではないのなら「俺らのやり方に文句あるなら来るな」と言い放つのは、自由だと思います。

ただ、今回のように複数のアーティストが出演するフェスでは、記事になっているような ”俺は声出し厳禁でも観客を「煽る」” というTakaさん自身の思想をどれほどの人が理解して、認知していて「その場にいたのか」が問題だったと思います。

これだけの物議を醸したということは、Takaさんの思想を知らずに「サマソニにONE OK ROCK出るんだ!楽曲好きだし観に行こう!」と思って、音楽を楽しみたくて、その場にいた観客が一定数いたんでしょう。その観客に、「俺らのやり方はこれだから、嫌な人いると思うけどごめんな!」は、あまりにも自分勝手だと思います。ステージが始まってしまった中で、人をかき分けてその場を出ていくのも難しいでしょうし「純粋に音楽を聴きたくてやってきて、歓声だらけの会場を望んでいなかった」観客の気持ちを無碍にしているのではないでしょうか。


今回のフェスに参加した人の中でも、ガイドラインで「ライブ中の歓声・大声での会話・コールアンドレスポンスなどは禁止」と書いてあったから、参加した観客がいるでしょうし、もしも「歓声大歓迎!コールアンドレスポンス大歓迎!」と書いてあったなら、参加しなかった観客がいるでしょう。

だからこそ、出演者側がガイドラインを守らないのは「ガイドラインを設けた意味がなくなる」重大な案件だと思います。

もしも、今回のTakaさんの言動が正当化されるとするならば、SUMMER SONICの公式ガイドラインの中に「※ただし、ONE OK ROCKのステージは、歓声OK・演出により声出しをお願いする場面があります」みたいな内容が、会場に来る観客が目を通す場所に明記されていた場合のみだと思っています。

ONE OK ROCK は 先程の喩え話にも出した、WANIMA主催の"1CHANCE FESTIVAL 2022"にも出演します。WANIMA自身初の試みとなる主催フェス、WANIMAとご縁のある素敵なアーティスト達が大集結する激アツなフェスなので、誰も嫌な思いをすることのない、最高のフェスになることを心から願っています。

次は出禁を覚悟するのではなく、主催者側に直談判してガイドラインに最初から注意書きを書いてもらえたら良いのではないでしょうか。

イベントのガイドラインは守ってこそみんなが楽しめるようになっていると思うので、世の中の流れを変えたいなら「俺がガイドラインから変えてやろうじゃねーか!」って啖呵切るほうが1億倍はカッコいいです。


そんなこんなで、フェスに参加してもいないTwitterのTLで一部始終を把握した一個人のささやかな意見ですが、ログとして残しておこうと思います。

こんな長文を心折れず、ここまで読んでくれたあなた。
本当にいつもありがとうございます。

最近は、考えること、言いたいことが山のようにあって、頭の中が大変なこっちゃですが、完成したnoteからぼちぼち更新していこうと思います。

ではでは。

Susan
2022.08.22.

いつも優しい心をありがとうございます! 届けてくださった愛は、noteの投稿でお返しできるように頑張ります♡ 感想やコメント、スキ♡だけでも十分気持ち伝わっております(T_T)♡