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地球の端っこで唄う者よ

東京の夜の街、駅前でアコースティックギターを抱え掻き鳴らす
生きてからこの歌声だけが救いだ、と。そう唄う者たち
蛍光灯で照らされる駅前。その歌は悲痛な叫びと同義である

何者かであったのだろう
"私"でしかなかったのだろう
悲痛な叫びである

スケートボードが走る音が響き渡る
若者は何者かになりたくて、叫びのような音を出す

上手に歳をとり損なった大人たちが最終電車に間に合うようにダラダラと歩いていく

その足跡に叫びが混じり、夜の帳に消えていく

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