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障害名は自分を生きるためのツール

私は双極性障害とADHDです。
そのことがわかったのはこの1年くらい。
大学生くらいになって
親元を離れ
すこ〜しずつ特性が出てはきていたのだけれど
子供時代は騙し騙し、
こうしなさい、という敷かれたレールを歩むことで
大きな混乱もなく過ごせていた。


初めての混乱は
25歳の頃。
仕事でうまくいかず
精神的に病み、
過呼吸で電車に乗れなくなった。
その時は神経不安症と言われた。


その後、薬は飲まず
環境を変えることで
なんとか復活し、
そのまますごしていた。


27歳、転職、結婚後
またすぐに
気持ちが憂鬱で食欲もない、
やる気が出ない。
この時は鬱病と診断され
薬を飲んで落ち着かせていた。


その後30歳妊娠、出産をして
薬をやめ
産後鬱になりそうになりつつも
なんとか自力で立て直した。


発達支援の仕事を数年しながら
自分にも当てはまることが大いにあって
ADHDなのでは?と思い
女子大学の心理学科で
心理検査をしてもらうことにする。


ADHDの傾向はあるものの、診断はできず
IQは自分が思っていたより低く
できる自分でいることに
ようやく諦めと
今までの努力を全力で褒め称えることができた。

そして33歳
起業してお店を始め
とことんうまくいかない状況が続き
また病院のお世話になる。
この時、
夫からの「ハイと鬱の差が激しい」
と言われたことで
診断名は双極性障害となり
薬を飲むことになる。


しかし、なんだか病院の先生と馬が合わず
診察に納得がいかなかったので
セカンドオピニオンを受ける。


信頼できる先生にであい、
自身が発達障害ではないか・・・と相談してみた。
ようやくADHD の検査をして
正式にADHDと診断された。
私にあう薬も処方され
毎日服薬している。


今は月一通院し、
時々やばい時にカウンセラーの友人に
話を聞いてもらっている。


ここまで書いてみると
社会人になってから
ずっと病気に悩まされいたなあと思うし、
実はその根っこにあるのは発達障害だったということもわかった。


双極性障害・発達障害と「障害」という文字だけ見ると
「辛そう」「大変そう」「かわいそう」というイメージも
あるかも知れない。


こうやって発信していくことも
人によってはなんで?と思う人もいるかも知れない。


私は診断を受けてよかったと思っているし、
全然「障害」という言葉に対してマイナスの感覚はない。


むしろ診断を受けたことによって
もやもやは解消し、
そのさきに何をすれば自分を生きられるのか
前向きに考えられるようになった。


そう、診断を受けてゴールではなく、
診断は自分らしく生きるためのただのツールでしかない。


診断を受けて
自分の状況を冷静に捉え、受け止め、
「前向きに」自分らしく生きるにはどうしたらいいのか考える。
そのための材料としてはとても有効だと思う。


薬やカウンセリング、必要なサービス(私は自立支援医療も使っている)を
自分らしく生きれる状態にするためにだったら
なんだって自分に合うものは取り入れればいいと思う。
頼れるものは頼る。


診察受けて診断受けて終わり、ではなく
じゃあどう生きる?を考えたい。
どんな状況の人だって自分らしく生きれるのだから。


2024.1.20 mu



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