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Z世代の叫び

ある方に投げかけられた疑問がある。
「今、Z世代に必要なものはなんだろう。」


少し前に自分を見つめ直して今自分は何を思うのか、この先何をしたいのかを考えるプロジェクトに参加させていただいていたのだが、その中でメンターと話すというプログラムがあった。当時も1ヶ月にわたって、相談に乗っていただていたいたのだが、今日久々にそのメンターとお話しする機会を頂いた。

その終盤でメンターから、
「今ここには、どんな状況でも本音で話し、それを受け入れてくれるあたたかい場がある。でも、現実はそうもいかない。資本主義であり、競争社会である。結局、成功した人というのはそういった社会を勝ち抜いてきた人であって、そういう人にしか見ることのできない美しい景色がある。これから競争社会を生きていく君たちに、このあたたかい場は果たして意味があるのか。」
ここまできたところで冒頭の疑問を投げかけられた。
疑問を投げかけてきた本人も答えが出せる問題ではないとおっしゃっていたので、もちろんこの議論に答えなんてない。
しかしながら、いい機会だと思うので少し考えていきたい。

メンターの方が出した「あたたかい場と資本主義」という対比。
言い換えてしまえば、「家庭と仕事」だ。(メンターさんの例えを堂々と借りています)
家庭と仕事の両立という話はよく議論されているが、
結局どの割合で行くと、両立ということのなるのだろうか。
家庭0:仕事10の人もいれば、家庭10:仕事0の人、家庭5:仕事5の人。様々である。
つまり、あたたかさと厳しさのバランスの最適解は人によって異なるということだ。

「今、Z世代に必要なものは何か」
17歳の私が出した答えは、『人によって異なる』だ。(当たり前といえば当たり前だが、、、)
あたたかい場で自分を見つめ、将来のために備えるのも一つ。
厳しい競争社会に今から踏み込んでいくのも一つ。
違いとしては、資本主義に巻き込まれていくのが早いか遅いかだけだ。
ただ、今あたたかい場にいるのか競争社会に飛び込むのかどちらでもいいが、最終的に我々Z世代も厳しい社会に参入しなければならないということを理解しておかなければならない。
その上で、今の自分に必要なものは何なのかを、考えていくべきだ。

この結論が出て、私に今必要なものを考えてみた。
あたたかい場なのか。厳しい競争社会なのか。
多分、現在の私にはあたたかい場所だ。
まだ自分のライフスタイルも確立できていない、「自分」というものがわかっていない私には、厳しい世界に入っていくには未熟すぎると思うからだ。
酵素は37度前後が最適な温度であるように、自分の特性を知り自分がどこで1番才能が発揮できるのかを知ることが、自分の人生を豊かにするために今の私に必要なことだと思うのだ。
しかし、あたたかい場にいるだけでは、将来資本主義に飛び込んだ私が苦労する。
そのため、厳しいといわれる社会がどのように厳しいかをSNSを通して学んでいこうと思う。
「フォロワーを伸ばす」案外簡単そうにみえるこの目標も、以前のアカウントで難しいことを知った。
どのようにすれば、伸びるのか考えながら今あるアカウントを運用していくことで、厳しさを学んでいく。
今回決めた今私に必要なものを割合としてまとめると、あたたかい場8:競争社会2といったところだろうか。

これを読んでくれたZ世代が何を感じるかはわからないが、今の自分には何が必要なのかを考えるきっかけになってくれたら私は嬉しい。
これからの世の中の経済、文化を作っていくのは私たちなのである。
その自覚を持って、学生の自由な時間を過ごしてほしい。
同じ世代として生まれてきた同志達よ、これから一緒に悩んで悩んで悩みながらより良い社会になるために共に行動を起こしていこうじゃないか。


これを読んでくださった大人の皆様へ。
今回の私は、自分を知る場どんな時でも自分を認めてもらえる場、いわゆるあたたかい場所と資本主義を基にする厳しい社会を別としてお話しさせていただきました。
しかしながら、私たちが本当に望むのは、『あたたかさの上に成り立つ厳しさ』です。
これが意味するのは、お互いを認め合い、商品を認め合うことでどんな指摘でもそれが温かい優しさになる社会のことです。同じ競争社会といっても、幾分か過ごしやすい世界になるのではないだろうかと思います。
これは、世間知らずの女子高生の願望です。戯言のように聞こえるかもしれませんが、頭の片隅に置いておいて頂けると幸いです。

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