「キレイね」だけじゃない。家族で受け取るもみじからのたくさんの気持ち
深紅や朱色、オレンジ色にやまぶき色・・。
もみじが美しく色づくこの季節、私はいつも京都のある神社を訪れる。
京都府長岡京市にある長岡天満宮。
天満宮といえば藤原道真。道真といえば梅!と言いたいところだが、ここはもみじが美しい。境内にはもみじの庭園があるほど、本当に美しく大好きな場所だ。
私と旦那さん、そして娘でありお仕事の相方でもある、ひろ一家と訪れた。
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上着がいらないほどこの日はお天気が良くて、最高のもみじ日和だった。
先日もつぶやいたのだが
私は"もみじ狩り"という言葉が好きじゃない。
美しい自然は狩らんでいい。
と、言葉に対してヘンクツなこだわりを持っているため。なのでちびーず達にも"もみじ見物"と教えたかったのだけど、気づけば彼らはすでに
もみじ狩り楽しみだねーーー!
と言っていた。
どうやら旦那さんが教えてしまっていたようだ。
あんにゃろめ。
*
毎年ここに訪れるのは、もちろんもみじを見るためではあるけれど、私の中にはもう一つある目的があってそれは
これを撮るため。
別にここじゃなくてもいいやん
という思いもないわけではないが、なんかしらんけど「ここがいい」。
これもまた私のヘンクツ&謎のこだわり。
そしてこの写真にはほんとはもうひとつ「足」が写ってなければならないのだが、もうひとつの足の持ち主(ちびーずその3)はこの時ベビーカーでおやすみ中だったためこうなった。来年は7つの"足"をちゃんと撮ろう。
こだわりとか目的とかいろいろある私だが、娘さんであるひろにもまた目的があって、けれど彼女のそれは私のそれとはまたちょっと毛色が違う。
彼女のイチバンの目的はこれ。
彼女の好物のみたらし団子。
"みたらしだんご通"で、みたらし団子にはうるさい彼女はここの団子が大好きである。
"通"ではないが私も同意見。確かに美味い。
去年来た時は残念ながら売り切れてしまっており、彼女の悔しさは限界突破。
地団駄踏んで雄叫びあげていた。
一年越しのみたらし団子、さぞ美味かったことだろう。
*
この神社の境内には八条が池という大きな池がある。私はそのシーズンにはまだ行ってないが、ツツジが満開になる時季、池の真ん中を通る参道はツツジの"真っ赤"で圧巻の美しさになるのらしい。いつかそのシーズンにも合わせて行ってみたいものだ。
でも混むんだろうなぁ・・・。
あとこの池には水上橋があり、まるで池の上を歩いてるかのようにお散歩ができる。
鯉が寄ってくるのを見ながら、カモのぷかぷかを見ながら、なんかわからん水鳥を見ながら、トコトコその橋をお散歩するのも毎年恒例だ。
池の端っこにある遊歩道にも、もみじや枝垂れ桜、ドングリの木(クヌギ?コナラ?)があり、本当に美しく、気持ちよく、歩いているだけで心が満たされる。
魚と水鳥、樹々、そしてどんぐりを堪能しながら遊歩道から駐車場へ向かって歩く。
ただそれだけで楽しくて幸せで・・・。
帰りはいつも、だから淋しくなる。
*
もみじのコントラストにため息を漏らし、お団子でテンション上げて、足撮って満足する。
心の充足感
って言うけれど、それってきっとこういうことだ。大型ショッピングモールでお買い物や遊園地でジェットコースターも楽しくて満たされはするのだろうけど、そういうのとはまたちょっと違う。
そういった刹那的なものではなく、なんというか、、、全身に行き渡る栄養のような満足感。
感覚のことを言葉にするのはいつもムツカシイ・・。
この紅葉シーズンだけでなく、春夏秋冬すべての時季に心の栄養を全身で浴びに行きたいし、そしてそんな家族でありたい。
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