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巣ごもり生活は丁寧な暮らしブームを加速させるのか?

自粛生活が始まってもう2ヶ月。緊急事態宣言は解除され、新しい日常を過ごし始めている人も多いと思います。日本社会では、これまでなかなか普及してこなかった在宅勤務やリモートワーク、またフレックスタイム制度などが一気に普及していくような動きがあります。

それにより在宅勤務の人だけでなく、自宅にいる時間が長くなった人はかなり多いのではないでしょうか?私自身も自宅で過ごす時間が増えて、これを機に新たに始めたいことなどがいくつかあります。パン作りはもともと数年前から始めた趣味でしたが、様々な理由により暫く作っていませんでした。これを機にまた作りたいなあーと思ったものの、強力粉が売ってない!それ以外にもイーストやBP、薄力粉、バターなども売り切れ続出しているようです。

売り切れが続出している理由はいろいろとあると思うけど、今の状況下で巣ごもり生活を楽しむ工夫の一つとして、パン作りやお菓子作りなどを始めた人が多くいたのが原因の中にはあると思っています。

自粛生活が始まる前から、世の中のあるところでは丁寧な暮らしブームというのがありました。普段の生活を丁寧に過ごすことで、今まで単なる作業としていたことを楽しもうという思考です。丁寧な暮らしの中にはパン作りや土鍋ごはん、お菓子作りも含まれるはずです。今回の自粛生活によって、必然的に?自然発生的にこういった家での楽しみ方を模索する動きが増えたわけですが、これがより一層の丁寧な暮らしブームを助長するのかどうか?最近気になっています。

一過性の動きだという人もいれば、それでも今よりは丁寧な暮らしに興味を持つ人が増えるという人も。

自分はというと、子供ができたことで丁寧な暮らしはやはり遠のいてきています。これは前々からそうなるんじゃないかと思っていましたが、パン作りもしなくなった、お買い物も100円ショップや、価格を見て安いモノを良く買うようになりました。

自分の場合、丁寧な暮らしにはまると何でもかんでもこだわりたくなってしまいます。例えばタオル1枚でも、今治のにしようとか、ちょっといいやつにしようとか。こだわって買うことは楽しいし、使用感だってもちろんいい。けど、どうしたって全部にこだわるのには無理があります。

するとそのうち、全部にこだわれていないのが認められなくなってきてしまいました。本当は全部にこだわりたいのに、それができない自分。大げさかもしれないけど、だんだん罪悪感に近いものを感じてくるように。

だから今は、趣味は趣味と割り切って、自分のこだわる範囲を決めようと思っています。パン作りは趣味だからこだわるけど、それ以外は別にいいかなーって感じで。

巣ごもり生活で丁寧な暮らしブームは加速するのか?
結論から言うと、加速するかもしれない。でもやっぱりそんな人もいつかは、割り切る範囲を決める時が来るんじゃないだろうか?その時が丁寧な暮らしブームの終焉な気がしています。丁寧な暮らしを楽しむというより、単純にパン作りが好きとか、料理が好きとか。そんな風になるのかな?

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