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PXは組織のレジリエンスを高める。NotionとPXで実現する、最高の入社体験の作り方🎁✨

みなさんこんにちは!
本日はMutureの入社体験(オンボーディング)のお話を紹介します。最近はNotionを活用して「セルフオンボーディングシート」を作成し、さらに体験がアップデートされました。

この「セルフオンボーディングシート」について、制作者でありMutureでPX(People Experience)を担当しているべーさん(田邊)にインタビューした内容をお届けします😊✨

Mutureの入社体験を支えるセルフオンボーディングシートとは?

🍲(べー):よろしくお願いします。べーこと、田邊です🍲✨
「セルフオンボーディングシート」とは、その名の通りMutureのオンボーディングプログラムを全てNotionに一本化し、スケジュールや進捗を可視化できるようにしたものです。

Notionにフォーマットを作ったことで、これまで散らばっていたオンボーディングコンテンツが一箇所にまとまり、セルフで完結するものは自分のペースで進めることができるようになりました。

オンボーディング全体の流れ
オンボーディングシート

それまで、オンボーディングにはどんな課題感があったのでしょうか?

大きくわけて3つの課題がありました。

1. コンテンツの保管場所がバラバラで見返しづらい
2. 一方的に伝えるばかりで情報過多になり疲弊してしまう
3. 横断的に管理しづらく本来伝えるべきものが漏れてしまっていた

Mutureのオンボーディングは全体のマネジメントを田邊が担当していますが、事業内容の共有はBAO(芝尾)さん、ブランド関連はyone(米永)さんと、担当者が分かれています。そのため、それぞれ使っていたツールや情報の保管場所がバラバラで、後から見返すことが難しくなっていました。また、伝えたい内容・コンテンツの量もどんどん増えて、一気に全部伝えてしまいお腹いっぱい状態になってしまったり...

他にも就業ルールや給与についてお伝えしていても、後から細かい内容について質問をもらって「メンバーが気になるところを正しく把握できていなかった!」と気が付くなど、抜け漏れが出てしまっている状態でした。

このような課題を解決するために、コンテンツを横断的に管理できること、後から見返せるアクセスの良さが必要だったのですが、Notionで一元管理をすることで一気に解決できました。 また、Mutureのオンボーディングプログラムも発展途上なので編集がしやすい点でもNotionはピッタリのツールでした。

セルフボーディングシートには、どんな項目が含まれていますか?

全部で7つのカテゴリーがあります。

  1. 相利共生な約束を確認する

  2. インフラをととのえる

  3. コミュニケーションをはじめる

  4. カルチャーアドをはじめる

  5. クライアントワーク

  6. Mutureの経営を知る

  7. Mutureののびしろをみつける

「クライアントワーク」と「カルチャーアド」は、新メンバーの早期活躍のために最初からコンテンツを用意していたものです。これに加え、これまでSlackで都度もらった質問を全部洗い出し、口頭で伝えていたことも振り返り、抜け漏れが無いようにアップデートを加え、最終的に7つにアップデートされました。

カテゴリーごとにリード文をいれているのもこだわりです。何のためにこれが大事なのか、Mutureとしての考え方をMutureらしいトーンで伝えるように意識しています。淡々と項目を並べるのもわかりやすさとしては良いのですが、手触りや温度感があるほうがオンボーディングに適していると考えました。

フォーマットはYUMEMIさんを参考にさせていただき、noteやブログ記事で他社さんのオンボーディング事例も拝見させていただきました。世の中のオンボーディング担当者みなさんの叡智を使わせていただき、完成したものなんです。

使い始めて、実際にどんな効果や変化を感じていますか?

まず作っていった過程で、改めてタスクを洗い出したり抜け漏れをチェックすることで棚卸しができたことが良かったです。他にも、スケジュールの管理・進捗のリアルタイム把握も可能になり、メンバーのペースに合わせてオンボーディングを進めることができるようになりました。

また、Mutureではメンバー全員で経営に参加し一緒に会社作りをしていきたいという思いがあるので、情報の透明性を非常に重視しています。その点でもNotionに一元化できたことの価値を感じています。

オンボーディング責任者としてはセルフチェックで実施してもらっている項目の進み具合がわかるので「分からないことがあって止まっているのかな?業務が忙しくて進める余裕がないのかな?」などシグナルをキャッチすることができるようになりました。

セルフチェック項目の例。「ー」がついているものが個人完結できる

また、Twitterでシェアした時の反響が自分が思っていた以上に大きかったので「みんな困ってるんだ!」ということが知れて驚きと同時に価値のあることなんだと確信することもできました。

今後の展開やブラッシュアップポイントはどんなところでしょう?

使い始めて効果は感じていますが、まだスタートラインに立ったばかりです。現在、セルフチェック項目の一番下に、「一緒にMutureの伸び代を見つける」というカテゴリーを入れていますが、特に新しく入ってくれたメンバーにMutureに対するアイデアや意見を自由に遠慮なく出してもらう工夫はもっと必要だなと感じており、環境・仕組みを検討していきたいです。

オンボーディング期間中が最も客観的な視点でMutureの違和感に気がつきやすい時期だと思うので、伸び代を一番もらえるチャンス期間と捉え、より良い会社作りにつなげていきたいです。それもオンボーディング責任者として一つのミッションだと思っています。

また今回はMutureの入社オンボーディングとして作りましたが、丸井グループ※こそ相性が良いと感じています。ジョブローテーション制度で半期に1度体制変更があるので、引き継ぎやキャッチアップの手助けになると感じています。実際にTwitterの投稿を見てくれたグループの方から「使ってみたい!」と良い反応をたくさんいただきました。

※ Mutureは、丸井グループとグッドパッチから生まれた合弁会社。丸井のDX推進を事業と組織両面で支援しています。(参考記事

MutureのPXとオンボーディングのつながり

🍚 (yone):入社オンボーディング自体、MutureのPX(People Experience)の一環として提供していますが、その辺り設計の考え方・重視していることお話してもらえますか?

🍲:はい、そもそもMutureのPXを基本思想から簡単に説明すると「人が資産であるMutureではPXの向上がビジネスの拡大にもつながるとし、社員みんなが自分らしい姿で、ベストパフォーマンスを発揮できるPXの構築・企画〜運営をする」というものです。オンボーディングもこの目的に沿ったものであるように設計されています。

①ひとりの体験が、次の誰かの体験につながること
入社したメンバー、一人ひとりに向き合い入社体験を良くすることは大前提ですが、そこからさらに伸び代を見つけ、次の誰かの入社体験・Mutureの伸び代につなげていくことが重要です。この循環がMutureのブランドやアイデンティティをより強固にしていくと考えています。

②PXの取り組みがMuture全体に良い循環を生み出すこと
オンボーディングに限らずPXの施策をひとつ取り上げた時、なぜそれを行うのかが十分に伝わっていないと「何となく良いこと・楽しいこと」として扱われ、「自分には不要だ」と感じたり「もっと事業に時間を使いたい」と人や組織に向き合う優先度が下がってしまうこともあるかもしれません。

そうではなく、一つ一つのPX施策が事業にとって・Muture全体に繋がる意味のあるものであることを、設計段階から考え、実行する際にはその意図や狙いを丁寧に実施することが非常に重要です。

PXは組織のレジリエンスを高めることができる

🍚 :フォローアップや、ケアする視点だけだと人によっては「必要ない」と思われてしまうかもしれませんが、むしろ「Mutureをより良い組織にしていくために体験してもらうことで伸び代探しに協力してほしい」というスタンスが大事ですね。

🍲:PXは人のレジリエンスではなく、組織のレジリエンスを高めるものだと思っていて、困難な時でも「このメンバー・この組織なら乗り越えられる」と思える状況をいかに作っていけるかが本質だと考えています。組織の自己効力感を上げていく、一つの経営のアプローチだと思っています。

個人的には、PX自体が比較的新しい概念なので、Mutureとしての考えを社内外に伝えていきたいですし、どんな組織規模でも絶対に必要なことであると、実体験を持って証明したいんです。

🍚 :個人のスキルや能力だけでない、別の形の「組織のつよさ」を作っていく新しい経営スタイル。それがMutureのPXの目指す姿ですね。べーさんお話ありがとうございました!

オンボーディングやMutureのPXについて、もっとお話をもっと聞きたい!という方はお気軽にDMやカジュアル面談をお待ちしています😊


Mutureで一緒に組織作りに取り組んでいただけるメンバーも絶賛募集中です!ぜひお気軽にお問い合わせくださいね!



interviewee:田邊
interviewer・writer:米永

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