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上司に教わった「水曜日の夜からベロベロになるまで飲んでいい理由」

10年以上前だろうか。前職の上司に言われてずっと心に残っている教えがある。遊ぶなら金曜日の夜からではなく、水曜日の夜から遊べというものだ。

前職はWEBの制作会社に在籍していて、毎日22時や23時に仕事が終わるようなハードな毎日を送っていた。

そんな中、当時の上司に今から飲みに行こうと誘われたのだ。

水曜日の23時。今から飲みに行ったら間違いなく朝帰りコースだ。週の半ばでそれはキツいと思ったぼくは、まだ水曜日なので、と断った。

それを聞いた上司は、ぼくにこう言った。

上司「むつおはさ、年末は何日くらいからテンション上がるの?」

ぼく「29日から年末休みだとしたら、25日とか26日くらいからですかね。休みも近いし」

上司「だよね。年末だと休みの前日よりもっと前からテンション上がって、忘年会に行ったりするんだよ。それっていつもの土日と何が違うの?」

ぼく「あ」

上司「実は毎週起こってるんだよ、それ」

上司は毎週の土日休みに心の底からワクワクし、水曜日あたりからテンションが上がってスパートをかけていたのだ。2、3日くらい寝不足でも大丈夫。もうすぐ休みなんだから、と。

考え方ひとつで毎日の捉え方がこんなにポジティブに変わるのか、と衝撃を受けた。感動したぼくは「やっぱり飲みに行きます!」と返事をし、朝までベロベロになるまで飲んだ。


その週、キツすぎて死んだ。

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