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2018年、再発

2018年に入ってから、姉さんは背中が痛いと言い出し、再発が骨への転移がわかりました。この頃からは常に体の中にがん細胞がある状態で、がんがいなくなることはなく、がんと共生していました。リンパにがん細胞があったため、、腕が上げられなくなったこともありました。

抗がん剤の治療もあり、次第に髪が抜け、ウィッっぐをつけているのが当たり前になりました。まあそれがまたとてもよく似合っていたのは姉さんの元の素材がいいからだと思います(←と言っておかないと怒られる)

それでも至って元気で、8時間くらい喋り倒したり、ワインを一緒にあけたりと、とにかく楽しかったです。西宮神社や伊勢神宮、寺社仏閣も一緒に巡りました。いつも願うことは一つ、と言って丁寧にお参りしていた姿は印象深いです。

そして、2018年11月22日、姉さんは再婚しました。とても幸せそうで、年明けには一緒にシャンパンも一本開けました。

癌細胞が身体の中にあるからこそ、ハッピーホルモンを出すことが免疫アップにつながる!ということが姉さんの、私たちのモットーでした。

本音では、これまでのように身体が動かなかったり、髪が抜けたりということは、私なんかが想像する以上に辛く、ショックだったと思います。それを人に見せない姉さんだからこそ、一緒に遊んでいる時間はそういうことも忘れてもらおうと考えていたのも記憶しています。

ただ、ここまで仕事も姉さんはフルで頑張っていましたが、仕事を頑張ることは諦めたようで、無理ない程度に仕事はして、人生を楽しむ、とにかく楽しむ!という方向へシフトしていきました。

それでも病気と戦いながらの仕事の継続は色々と大変で、考えないようにしていてもいろんな葛藤があったようでした。


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