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あんな大人にはなりたくない

今日はクリスマス🎄
仕事納め、という方もそろそろ出てくる時期になった。私も研修の仕事は今週で終了。あとはオンラインでの講座を残すだけ。

今月は若手の人に対する研修が多い中、転職をすでにしている人も少なからずいて、その理由として「40代、50代の上司先輩をみた時にああはなりたくないな、と思って転職した」という言葉が多くあった。

どういう事かときいてみると、「会社に依存している姿に呆れた」「敷かれたレールの上を走っているだけ」「上のいうことを聞いていたら出世できるというのは違うと思った」など。

キャリアの研修の中では「会社が面倒見てくれるわけではないよ」、と私は伝えているが、上司や先輩がそのような姿とは。そしてその上司先輩は、私とほぼ同じか少し上の世代。同じような世代の人たちがそのような状況になっている、また若い世代からそのように見られていることが悲しい。

私の世代は起業が流行り「ベンチャー」という言葉が出だした世代。ホリエモンなどが代表的だ。なぜ起業するのか、というと親の働き方をみた時に「親のようになりたくない」という理由がほとんどだと何かの本に書いてあったことを記憶している。

「親のようになりたくない」もあれば「上司のようになりたくない」もある。子供が親をみているように、後輩や部下も上司先輩をみている。

私はこれから社会に出ていく人たちに、はたらくことは楽しいこと、自分の大切な居場所にもなり得ることを伝えていきたいと思っている。これからの世代の人たちに、「はたらく」ということに対して悲観するのでなく、希望を持って欲しい。そのためには、先を行く人たちにまずはそれを体現してほしい。はたらくとは楽しいことだし、自分を幸せにすることでもある。

そんな大人を今より一人でも多く増やしていくにはどうしたらいいのだろう?まずは自分が、と思いつつ、できることの小ささに辟易するクリスマスの夜。

Merry Xmas🎄

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