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うめこさんのこと。

さて。
どこから書き始めようか迷いつつ、うめこさんのこと。
*うめこさん=仮名です。義母とか実母とか言いたくないけど、母だけだと分かりにくいので、夫の母=うめこさん。私の母=さくらこさん。

うめこさんは、7年ほど前に夫に先立たれ、宮崎県の田舎町で一人暮らしをしてます。
とても明るくて楽しく社交的。
いわゆる「嫁」である私をとても可愛がってくれるし、いい意味で、私をいわゆる「嫁」扱いしない人。

どのくらい社交的かというと、誰とでも〝お友達〟になる。笑。
例えば、体調を崩して入院した時に入った大部屋の皆さん・・のみならず、皆さんのところにお見舞いに来る方も〝お友達〟。
昨夏より通い始めたデイサービスの利用者さん、皆さん〝お友達〟。
ヘルパーさんも気の合う人は〝お友達〟・・なうめこさん。
面倒見がよく、誰とでもおしゃべりが弾むうめこさん。
きっと誰からも好かれていると思います。

そんなうめこさんは、昨年1月に新型コロナウィルスが流行る前は、部落(東京でいう町会的な組織)の婦人部に所属したり、町のコーラスサークルで歌ったり、体操教室に通ったりと一人暮らしでもアクティブに活動していました。
60歳の定年まで勤めあげ、定年退職後は父の仕事(自営業)を手伝い、その九州男児の父を看取った後、彼女なりの〝自由〟を楽しんでいました。

ところがコロナウィルス感染拡大により、楽しんでいた〝自由〟が一瞬にして奪われました。

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