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身体のこと、仕事のこと、家族のこと

先週あたりから、ずっと本調子ではない日々が続いています。
いや、30歳になってからずっと頭の中にはあったけど、自分の気持ちの中でも気づいてたけど…なんとかなるさ、と見ないように、受け入れないようにしてきたことがあります。それは、自分の身体のこと。

こんなことをNoteに赤裸々に書く人なんていないかもしれないけど…私のこういうモヤモヤな気持ちは、世の多くの女性が感じることだとおもうから。自分の頭の中の整理もこめてばーっと書いてみる。

大学卒業してからすぐに、JICA協力隊でアフリカのマラウイに2年間活動した。そのときの私は当時、23歳。右も左も分からず、そこまで将来のことなんて考えずに、ただ現地に行きたいの気持ちで応募。そして、まさかのアフリカ生活を送ることになった。
協力隊にはいろんな年齢、バックグラウンドをもった人がいるし、ほんと様々。新卒のわたしは活動すること、何か現地に残すこと、自分が学ぶということ、やったことないことに挑戦すること、そんな日々でいっぱいいっぱいだった。でも、そこで過ごしてきた2年間があって、自分の行動力に自信をつけることもできた。

帰国後は、NPOの中でもベンチャー的な団体に就職。当時の職員数は私をいれて6名。私が一番年下。そして、女性は私一人のみ。他の職員はみんな、転職でこの業界にはいった人や、立ち上げから携わっていた人ばかり。
「同期」は一人もいなかったし、ズンズン進んでいく事業スピード、働き方、インターン生と連携しながら事業を進めることに必死だった。
初の女性職員として、しかも、年齢も当時26歳で若かったこともあってか、団体の広報的にもありがたいことに脚光を浴びることが多かった。自分から聞かないと教えてもらえない、仕事の仕方。必死に先輩について、仕事のスキルを学んでいくのに精一杯だった。そんな1年目。

2年目以降は、いろんなことにも挑戦させてもらえるようになって…現地だけでなく国内での活動も担当した。大学との事業連携、訪日研修のコーディネート。やったことないことばかりの仕事を、いつも上司(よっしー)に支えてもらいながらなんとか乗り切る毎日だった。とはいえ、この団体は海外の教育を向上させる活動がメイン。ネパールを自分の担当国として、現地に駐在している大学インターン生をマネジメントしながら出張ベースで活動する中で、自分の中でのある種「やりきった感」を感じるようになった。

もっと海外のことを国内に発信したり、日本の人に知ってもらうきっかけを、なんなら日本人のためのプログラムをつくりたい。橋渡しをしたい。そう思って、Colorbathに専念することに決意した。これが4年前。2019年ってことは…27歳の私。

その年に、私は結婚した。夫は高校の同級生。
高校のときは友達だったけど、学生時代の同窓会で再会してから付き合うことに。当時から私は京都、彼は東京の大学だったから遠距離。
大学卒業してマラウイに私がいって…別れて…帰国してNPOに就職して、寄りを戻して、お互い社会人に。でも、私のベンチャー的な働き方と彼の働き方が噛み合わず、別れて。笑  そして、Colorbathに専念するタイミングで再び再会。3度目の正直で結婚することになった。

27歳は私にとって大きな転機の年。
妻として、Colorbathの新たな立ち上げとして、目まぐるしくうごいた。
家のこともちゃんとやらなきゃ、でも、仕事もしっかり現場に行かなきゃ。

ありがたいことに、私の夫は、私がやりたいこと、やっていることにとても理解をしてくれている。だから、長期の海外出張も嫌な顔ひとつせず、「頑張っておいで」って後押ししてくれた。結婚して一緒に住み始めたけど…1年のうち半分は国内や海外に出張している私だった。彼も彼なりに、自分の仕事にぐいぐいのめり込んで、互いに互いの仕事を尊重して、切磋琢磨しあえる良きパートナーになっていた。

そうこうしていたら…気づけば31歳。32歳になる年に。
27歳で結婚したときは、「子どもはできたらほしい」くらいだったのに、夫婦2人の生活が長くなればなるほど、「二人の子どもがほしい」という想いが芽生えてきた。これは私からしたらなんとも面白い現象で…結婚した当時の私は子どもが特別好きでもなかったし、仕事にやりがいを感じていたから。自分たちに子どもはいらない、って思ってた。

周りの結婚した友達が次々に出産して、おめでたニュースを聞く度に、前はな〜んとも思ってなかった自分の気持ちが、今では「羨ましい」に変わっている。知らない子でも小さい子をみるとかわいいなって思う。

あ〜自分も子どもほしいって思うようになったんだな。そういうタイミングなんだな。

30歳になってそう思うようになったのに…気づけば自分の身体は、自然に授かる、には難しい身体になっていた。これは働く世の多くの女性が直面していることかもしれない。

仕事における自信ができてきた。だから、どんどん仕事をやっていきたい。でも、子どもを授かるには、通院したり、仕事をセーブしないといけない。友達と話していると…職場で同僚の子が産休・育休に入っていると、仕事のタイミング的に自分が抜けられないから、妊活をセーブしないといけないって感じる(遠回しに妊活について聞いてくる上司がいたり、仕事でも今抜けられると困るって云われたり…)、ときいた。

私の職場環境はそういうわけではないけれども…自分の立場と団体の体力を思うと…もっと仕事に打ち込みたい、という自分と、とはいえセーブして妊活に力をいれないと、とおもう自分のジレンマが拭いきれない。

きっと、こういうことで悩む女性はこの世の中に多くいるんだろうな〜、
そう感じた。子どもを授かることが当たり前な世の中ではないからこそ、こういう話しを女性同士ですることさえも、憚られる気持ちになる。そして、一緒に働くメンバーにもどう伝えたらいいか、わからない。

伝えることで気遣われすぎるのもなんだか心苦しい。とはいえ、配慮してくれることはありがたい。でも、その絶妙なバランスって、なかなか難しい。から…自分の状況を伝えられなくなっていく。

人それぞれ「幸せ」のカタチはちがう。結婚しなくても、子どもがいなくても、「幸せ」だと感じられる瞬間はたくさんあるし、生き方はより多様になってきているから。

ただ…私はいま、あらためて自分の「幸せ」のカタチを問われているような気がする。神様に、自分に。それは「幸せ」というよりも「自分」のカタチ、なのかもしれない。

結論がでているわけではないけれど…。本当に子どもがほしいのであれば、今まで通り、は少し変化させていかないと行けないタイミングなんだな、とおもう。人生は変化の連続なんだなぁ〜って、そう思う。

自分の身体のことを知ることが怖い。でも、知ることから始めないと、何も始まらない。決断もできない。

自然に授かれるものだ、とどこか過信していた若き自分がいたから、余計に怖い。こればっかりは、自分だけで頑張ればどうこうできるものでも、きっとない。でも、これもまた人生。同じように悩む人は多くいるし、これもまた私だけ、ではない。

そういう不安定な状況が、いまのわたしの中にはある。
これがずっと続くわけじゃないけれど、今の私の頭のなかをとりあえず書いてみた。

これは私の一部。私の全部をとりまく不安、ではないはずだから…
そういう一部が今の私にはある、と認識して、それはそれで受け入れて。

今日もこれから仕事をする。無理ないように、ほどほどに。

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