見出し画像

映画『12ヶ月のカイ』成長記録|2021/05/22

 今更ながら、この日記のタイトル「〜成長記録」ってのが味気なさすぎる気もしてきた。とはいえ、あまり長いものにしたくはないし、毎日タイトル考えるのも面倒といえば面倒なので、自分が日々書くのにストレスにならないレベルでいうと今のが丁度良いんだが……。。。うーん。

 まあもしかしたら、一通り秋まで書き終えて、改めて何かに残すとかになったときは考え直すかもしれない。けれど一旦いまはこれで良いということにしておきましょう。

 しばらく前からインしていた撮影現場ですが、実はほぼ全編ナイトシーンのストーリーというのもあり、今日から本格的にナイト撮影メインのスケジュールになってきました。(これまでは遮蔽した空間で夜設定で昼間に撮ってた)かつて週末連夜の音楽クラブ活動で鍛えた夜帯への耐性が、果たして今もちゃんと機能するのだろうか…それとも年齢には逆らえないのか…。見どころ…いや、頑張りどころです。

 そういえば、昨日見つけた過去記事でこんなものが。

 ハリウッド映画はよく、シナリオ段階で学者や研究者からフィードバックを受けながら制作することがある、というのを聞いたことがありますが、日本だと(特にインディーズ作品だと)こういうことが出来る機会って滅多にないよなぁ…と。ドラマも映画もそうですが、意外とリアリティについて制作側がこだわっていない事案があるなぁ…という印象です。あとはたまに、撮る段階ではきちんと撮っているんだろうけど、編集でカットされてしまっているのかな…と思うようなことも時々。

 もちろん私も人様のことはあれこれ言える立場ではなく、『12ヶ月のカイ』については正直、見様見真似、いくらかの資料と私の中の推測で描いた部分が大半なので、根拠に乏しい部分は多々見受けられると思います。もともとは、日本でヒューマノイド・アンドロイドを作っている人に話しを聞きながら撮りたかったところでしたが、それを実現出来るようなつながりも無かったという。

 そういうクリエイターのために、いろいろな専門家の人に話を聞いたりシナリオのフィードバックを受けられるような窓口機関が日本にもあったら良いのに。もちろん、1Hいくらとかでしっかり謝礼は制作側から出してもらうようなシステムで。多分、専門家の方々も映画を見る人は結構いて、彼らの中にもストーリーに寄与したいと思っておられる方は少なからずいるはずです。そうしてちゃんと根拠に基づくお話作りができた方が、観客への説得力にも貢献できるし、ゆくゆくは作品を観た方の知識のアップデートや社会全体の知性にも影響が出てくるのではないかなと。

 楽しい面白いものはもちろん大切だけど、それ以外にも得るものがないと本当にただの「水物」で終わってしまう。自分たちのクリエイティブがそこで終わっていいのか、という疑問があるからこそ、なにかもう少し、専門性のある物語を作れる環境がこの国にもあったらいいのにな、と思っているところです。

最後までお読み頂きありがとうございました! 「スキ」押して応援頂けたら嬉しいです🤘